今回取り上げるスキー場は、日本国新潟県の苗場スキー場です。
オーナーは西武グループの(株)プリンスホテルです。
プリンス・スノー・リゾートの通称で御馴染みです。
1980年代後半から1990年代前半にかけての”スキーブームの象徴”とも言えるスキー場です。
誰もが兎に角一度はスキーをやってみるという、凄まじい流行でした。
時代を象徴する映画『私をスキーに連れてって』に、苗場スキー場が登場しないのは、ちょっと
意外です。登場人物の台詞には出てきたかな?
ストーリーの”尺”と”オチ”や”撮影時期”が、あの映画に苗場が登場しない事情だと思います。
登場人物はスキーフリークという設定なので、苗場スキー場だとやや初心者好みのスキー場
選びという感じになるのかもしれませんね。
でも実は、”スキーブーム”は、バブル以前にもあったようなのです!
そして、苗場関連で本当に紹介すべき映画は『アルプスの若大将』です。
偶々テレビで観た時、魂消ました!!(* ^-^)ノ
面白すぎ!!何故!?高度成長期の熱気??昭和のノスタルジー??
友人に「観ろ!」と勧めて、キョトンとされました・・・・・・( ̄~ ̄;)
「若大将、滑りまくり!歌いまくり!英語喋りまくり!」と熱弁しましたよ!
で、調べたら当時の映画ポスターのキャッチコピーが
「滑りまくり歌いまくる加山雄三!」
そのまんま!ヽ(*´∀`*)ノ
この映画、確かにそう表現するのが妥当です!
余談ですが、ヒロインの女優さんも綺麗です。
苗場スキー場以外にも、よみうりランドの人工芝スキー場が出てきます。
しかも其処には”或るモノ”がある・・・・・・( ̄∇ ̄;)
う~ん、凄い時代だ!!(( ̄□ ̄;))
日本のスキー文化に纏わる諸々に興味がある人、必見の映画です!!
私のブログ読んでる場合じゃありませんよ!
なんてね・・・・・・読んでね(〃^ー^〃)
さて、本論本論。
何れにせよ、この苗場スキー場、超激混みというイメージが湧きます。
巨大ホテルで全サービスを提供するシステムは、当時のレジャー派の初心者の需要に見事
にハマったようです。まぁ、ハメたという表現の方が正確かもしれません。
営業戦略の勝利です。
で、肝心のゲレンデですが、はるか昔に滑ったことがあるのですが・・・・・・
正直、全く記憶に無い!
訪問当時、私自身が滑ることに然程貪欲じゃ無かった故でしょうね。
唯一つ、このスキー場の記憶に残る風景として・・・・・・
スキー場のど真ん中を横断する高圧電線と鉄塔は・・・・・・
電磁波強そうで、気分的にちょっとやだなぁ~
景観的に、リゾート気分が台無しかなぁ~
関東在住の友人によると、最近の苗場は中国人客が極めて多いそうです。
外国人客は、あの鉄塔に不満は無いのですかね?
「リフトの架線と鉄塔も同じだろ!」と、怒られそうですね。
そのとおりです。スミマセン。(´・ω・`)
私の気分的にそれは違うんですが、論理的に説明出来ません。
スミマセン。(´・ω・`)
鉄塔の借地料収入がもし有れば、悪い事ばかりでもないか?
まぁ、解決策を提示できずに執着するのは、見苦しいですね。
止めます。(´・_・`)
架線と言えば、ドラゴンドラですね。
かぐらスキー場と苗場スキー場を結んでいます。
長さ約5481m、所要時間約20分です。
スキーバブルの無駄な投資、負の遺産という世評は聞きますね。
その後のバブル崩壊を知っているので、そういう批評に反論は出来ません。
ですがそれでも、リゾート会社や投資会社の大規模投資を、応援したい!
そんな気分が、私にはあります。
ゲレンデが繋がる!なんとも夢が広がる響きです!
一方で主要ゲレンデから孤立した、浅貝ゲレンデの先行きは心配です。
既に白樺平ゲレンデとファミリーゲレンデは閉鎖されています。
尚、日本国内で久しぶりのアルペンスキーワールドカップ大会が、2016年2月に開催される
ようですね。湯沢町が開催地として立候補を表明しました。
毎日新聞の記事を一部紹介します。
<引用開始>
湯沢町は2日、2016年2月に国内で予定されているアルペンスキーワールドカップ
(W杯)の開催地に立候補した。同町は、1973年に国内で初めてW杯が開催された同町
三国の苗場スキー場に招致したい考えで、決定すれば、75年以来の開催となる。
<引用終了>
更に、新潟日報の記事を一部紹介します。
<引用開始>
SAJや町によると、国際スキー連盟(FIS)は16年のW杯を日本で開催することにしており、
FIS関係者の視察でも苗場スキー場が開催条件に適していると判断されたという。
ことし1月、SAJが町に立候補の要請をした。
開催予定日は2月13、14日の2日間で、種目は男子の回転と大回転。出場選手80人、観客
1~2万人、大会予算は総額2億5千万円程度を見込む。
<引用終了>
日本のスノースポーツ振興にとって、とても良いことです。ヽ(*´∀`*)ノ
開催種目が技術系なのは、日本のスキー場規模、選手層を考えれば当然です。
日本開催はFISの意向のようですが、平昌冬季五輪の準備に連動した動きなのでしょうか?
苗場では、モーグルスキーワールドカップ大会が何度か開催されています。
国際大会の運営能力は、折紙付きです。
関係者の皆さんの今後の健闘にエールを送りたいです。ヽ( =´▽`=)ノ
さて、苗場スキー場、如何でしょう。
標高差約889m、最長滑走距離約4km、コース面積約196haです。
以前夏に、新潟に赴任する友人を車で一般道を使ってのんびり語らいながら送ったことが
有ります。その時通った苗場スキー場界隈の寂れた雰囲気を、記憶してます。
オフシーズンとは言え、ちょっと異様に感じました。
北陸新幹線の開通は、湯沢地域への人の流れを激減させるのでは?
昨今、そんな懸念が有ると聞きます。
北陸新幹線が開通すれば、上越新幹線の本数は減らされる可能性があります。
北陸地方の人が上京するルートが変わるからです。
湯沢町町長の「W杯を開催し、世界に新潟や湯沢をアピールしたい」という発言も、危機感の
現れなのでしょう。
湯沢町はこれから数年、正念場、踏ん張りどころかもしれません。
ですが、首都圏からの車のアクセスの良さは不変です。
ここを耐えきれば、新たな展望が開けるような気がします。
さてさて、追記すべき事が生じたようです。
2015-16シーズンより、浅貝ゲレンデが閉鎖されると、ネット掲示板で見ました。
追伸
(〃^ー^〃)当ブログ記事にコメントいただき、ありがとうございます。
ドラゴンドラ、搭乗率は低いのですかね?心配ですね。
スキー目的の場合、往復約40分は敬遠される理由になりそうです。
その分滑る時間に当てる方が良いと思う人は多いでしょうね。
ご指摘のように、軽い夏山ハイクや秋の紅葉観光の需要を喚起できればとても良いですね。
全景:苗場スキー場
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十年前、ようやくにしてドラゴンドラをのりましたが、春スキーのせいかガラガラでさびしい限りでした。
返信削除現在、ドラゴンドラは紅葉シーズンがおすすめらしく、HPでも紹介していました。
なので、通年ゴンドラでいいでしょうし、かぐらまでリフトを乗り継げば、苗場山の登山もできるでしょう。
中高年の山屋にはいいPR かもしれませんね。(時分も登っていない。)