2015年12月12日土曜日

青森スプリング スキーリゾート・日本国青森県

今回取り上げるスキー場は、青森スプリング スキーリゾートです。
日本国青森県鯵ケ沢町に位置します。

秀峰岩木山の北斜面に位置し安定した積雪量、良質のパウダーと、公式HPにて誇っています。
ネットで滑走動画を漁ると……
なるほど~ゲレンデ自体は凄く良さそう!!雪は超絶に良さそう!!
パークの規模は小粒?に見えますが、ハーフパイプが立派でスゴイです!!
うううぅぅぅぅらやましぃぃぃぃ~~~~

2015-16シーズンは、12月12日営業開始予定でした。
ですが、当日公式HPに「積雪不足のためオープンは延期とさせていただきます。」との告知。
雪国の青森県でも、暖冬の今期は、厳しそうですね。
オープン直前に、日本列島を大雨が席巻したのも不運でした。

話が脱線しますが……
ネットで東北や北海道の地元AMラジオ局を聴くと、関西と日没の時差が大きいと実感します。
ラジオのアナウンサーが、「もう外は日が暮れて暗い」という話題をする事が多いのですが
その同時刻の関西では、外はまだまだ明るいですから。
日本標準時は「東経135度の子午線の時」との事なので、兵庫県明石市あたりが基準です。
北海道や東北と関西では、少なくとも30分以上の時間差が有ると思います。

この日没時刻差が有るのに、日本全国同一標準時ですから、問題も生じます。
その地域での日照時間帯と、日本標準時が乖離しているのですから。
ただでさえ日照時間の短い冬、しかも日照はゲレンデコンディションに大きく影響する。
スキー場経営を考えると、北海道や東北は営業時間の工夫が必要だと思います。
私は地域の実情を知らないのですが、この地域の営業時間帯は、関西より前倒し?
でも、会社や役所や学校の生活時間帯全てが前倒しじゃないと、それは無理ですよね……
関西在住だと普段不便を感じませんが、日本全国同一標準時のデメリットですね。
まぁ、同一標準時のメリットの方が多いのでしょうけどね。

さてさて、話を戻します。
オーナーの青森リゾート株式会社が、運営しています。
2014-15シーズンまでナクア白神スキーリゾートとして営業していました。
ですが、2015-16シーズンより、名称を変更するとのこと。
陸奥新報の記事を紹介しましょう。

<引用開始>
鯵ケ沢町のホテル「ナクア白神&ホテル・リゾート」は、12月から「ロックウッド・ホテル&スパ」
と名称を変えて営業し、同時に併設するゴルフ場、スキー場の名前も変更する。
昨年、施設を経営する青森リゾートの社長が代わったことを受け、名称変更も行うこととした。
「ロックウッド」は立地場所の岩木山にちなみ「岩」を表す英単語ロック、「木」を表す英単語
ウッドを組み合わせたもの。英語により海外からの観光客にアピールするとともに、国内の客
にも「岩木山」に親しみを持たせる。
またスキー場「ナクア白神スキーリゾート」を「青森スプリング・スキーリゾート」、ゴルフ場
「ナクア白神ゴルフコース」を「青森スプリング・ゴルフクラブ」にそれぞれ変更。
「泉」を表す英単語スプリングを使い、自然豊かな温泉施設をアピールする狙いだ。
外国語ができるスタッフも新たに雇うなど、新たな取り組みも進めている。同社の上園大助
インターナショナルセールス&マーケティングヘッドは「英語で岩木山を表現し、海外・国内の
お客さまに親しみを持っていただけるのでは」と話した。
<引用終了>

「経営会社が変わったので、スキー場名称も変えます。」
(´・ω・`)まぁ、分かります。

「経営会社は同じだが、社長が変わったので、スキー場名称も変えます。」
(´・ω・`)何を言ってるのか、良く分かりません。
新社長が統治するというアピール?……(((;゚д゚)))

オイオイ!!言葉遊びかよ!!m9( ゚д゚)
オイオイ!!妙にカタカナ名だな!!前もだけど!!m9( ゚д゚)
オイオイ!!コレで常連さんは愛着が湧くのか!!m9( ゚д゚)
オイオイ!!英語なら外国人さんは愛着が湧くのか!!m9( ゚д゚)
オイオイ!!名称に統一感が無い!!寧ろ「ロックウッド」に統一したら?m9( ゚д゚)

有名スキー場天気予報HPのSnow-Forecast.comに、このスキー場の情報は無いです。
これは致命的です。
こんな状況で、外国人誘客というのも、ちょっと心配です。
勿論、旅行代理店や役所の観光振興と協力したり、当然自社単独でも具体的な誘客活動を
してるのならば、良いのですが……
記事を読む限り、外国人スタッフ雇用以外は、名称変更の話題ばかり……
大丈夫?

さて、青森スプリング スキーリゾート、如何でしょう。
標高差約525m、最長滑走距離約3.4km、コース面積約83.3haです。

韓国相互貯蓄銀行系の青森リゾート株式会社が、2000年6月に、米国資本のシティグループから
このリゾートを買収し、オーナーとなりました。
買収当時の日本経済新聞の記事を紹介しましょう。

<引用開始>
青森リゾートは12月の東北新幹線延伸を集客の好機として生かすほか、KICCの本国である
韓国からの誘客を強化する。「適切な追加投資をしながら、ナクア白神を国際的なリゾート地
として認知されるよう尽力する」(同社)方針だ。
韓国、中国などの新興国では所得水準向上に伴い海外旅行熱が高まっている。
オーストラリア人に人気がある北海道ニセコ地区のように、リゾート地への外資系の進出は
東北観光全体を底上げする効果が期待できる。東北でもアジア系資本による観光・レジャー施設
の買収例が相次いでおり、今後も同様の買収案件が出る可能性がある。
<引用終了>

もともとは、日本資本の西武グループが「鯵ヶ沢スキー場」として、開発しました。
その後、米国資本、韓国資本と、オーナー会社が変遷しました。
その過程で、約16.7haのゲレンデが閉鎖され、若干規模が縮小しました。
それでも、ココが存続し続けているのは、スキー場としての資質自体が優れているからだと
私は思います。

ですが、最近の滑走動画を観る限り、ゲレンデはガラ空きです。
兎に角、地元以外の人には、遠くて行くのが困難なのが、大問題ですね。(´・ω・`)
当初より目論んでいた、韓国等からの誘客数も伸び悩んでいるのでしょうか?(´・ω・`)

最後にクドイけど…………敢えて関西弁で突っ込みます。
オイオイ!!公式HPの名称、ナクア白神スキーリゾートのままやぞ!!m9( ゚д゚)
名前変更に、意味有らへんやん!!m9( ゚д゚)

全景:青森スプリング スキーリゾート

拡大 斜面 公式 天気

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