2014年2月21日金曜日

エコーバレー・日本国長野県

今回取り上げるスキー場は、日本国長野県のエコーバレーです。
オーナーは(株)エコーバレースキー場です。
首都圏から約2時間半と近く、早朝来場者用の休憩所が開放されています。

隣接する、車山高原スキー場やブランシュたかやまスキー場と、山頂部で
接続してくれよ~
Google Earthを見ると、つくづく思います。

晴天率の高いスキー場です。
ですが、以前訪問時、私は結構道中緊張しました。
スキー場駐車場間近の坂の渋滞で前の車が滑り落ちて来た事、帰路の
国道の下り坂がカチコチ凍結路だった事の印象が強いです。
正直、軽く恐怖を感じました。

今回の大雪での山梨等の惨状を見ると、除雪能力の低い地域の危険性を
認識させられます。晴天率の高いスキー場であろうが、気象次第で道路状況
は激変します。要注意です。

スキー場上部ゲレンデはちょっとした開放感を味わえます。
カービングに最適な整地があり、ポール滑走も楽しめます。

ですがスキー場下部ゲレンデこそが、ここの本命本丸でしょうね。
最大斜度35度のアンデルマット第1ゲレンデは急斜面自然コブです。
SAJ・FIS公認コースとのことです。

土日祝は朝8時からナイターで21時まで、1日券で13時間、ここを滑れます。
ナイターの場合、初級者ゲレンデ限定になってしまう場合が多いのですが
エコーバレーは一味違います。
素晴らしいですね。

私が訪問した時には、滑り出しに少しだけしかコブが無く、残念でした。
でも名物バーンと言われるだけのことがあると思いました。
ゲレンデベースから見上げるその斜面の存在感は圧巻です。

ところで、ゲレンデベースの旗掲揚台も、妙に存在感が有りますね。
あれはどうゆう経緯で作られたのでしょうか?

尚、エコーバレーへのアクセス路脇の姫木平別荘地には、姫木平スキー場
が在りました。今は廃業し、跡地は植樹されているそうです。

さて、エコーバレー、如何でしょう。
標高差約400m、最長滑走距離約2.5km、コース面積約40haです。

スキー場名称の日本語表記「バレー」についてですが・・・・・・
渓谷は「バレイ」、排球は「バレー」、舞踊は「バレエ」が正しいと思います。
でも所詮外来語の表音方法ですし、ムキになる必要も無いですかね。
「ロープウェイ」か「ロープウェー」かの違い、みたいなものですし。

因みに、スキー場名称では「バレイ」と「バレー」どっちが多数派かな?

《「バレイ」派vs「バレー」派 スキー場名称一覧》
「バレイ」派
「バレー」派
阿寒ロイヤルバレイ
キューピットバレイ
びわ湖バレイ
スカイバレイ
ドルフィンバレイ(閉鎖)








白金スキーハイランドパークヒルバレー
遠軽ロックバレー
スプリングバレー泉高原
谷川温泉ホワイトバレー
志賀高原サンバレー
エコーバレー
小海リエックス・スキーバレー
糸魚川シーサイドバレー
アパリゾート妙高パインバレー(閉鎖)
ワンダーバレーさど
立山山麓らいちょうバレー
スノーバレー利賀
ひるぜんベアバレー

どうやら、スキー場名称では「バレイ」より「バレー」が多数派ですね。
これって、ネタ企画に使えそう!?
綱引きで県境決めるとかの祭りのノリで何か出来そう!?
スキー場宣伝活動としてどう!
そう言えば最近「ハクババレー」なんて呼称も有るようですね。

さて、話をエコーバレーに戻しましょう。
エコーバレーは、ソチ五輪スノーボードクロス藤森由香選手の地元です。
クロスコースは無いので、競技自体の練習場とは言えません。
ですが、本人が愛着を感じるホームゲレンデです。

ノボリを立て、パブリックビューイングを行い、選手を応援したそうです。
微笑ましいですね。

残念ながら結果は出ませんでしたが、応援し応援された縁を、何らかの形で
今後も育んでほしいものです。
選手が逆境の時でも変わらず応援するのが、応援する者の品位です。

その後、竹内の銀、小野塚の銅と朗報が飛込みました。
冬季五輪女性3人目の金メダリスト誕生の可能性すら感じさせた滑りでした。
大きな成果で、紛れも無く金字塔です。おめでとう!

金メダリストと言えば・・・・・・
もうだいぶ前の記憶なのですが、食堂の食器返却口の上に、モーグルの里谷選手の
サインが飾られていたのを憶えています。
アンデルマットを滑りに来たのでしょうね。

あの里谷のサイン、まだエコーバレーの食堂に飾られているのでしょうか?
サインが薄汚れてたり、外されたりしてるのに気づくと、ちょっと残念な気持ちになる事って
ありますよね?
ですから、ふと思い出して、気になりました。


さてさて・・・・・・追記すべき事項が・・・・・・
2014-15シーズンから、(株)マックアースが運営します。
白樺湖地域でのアルペン訓練コースや強風時に有利な地形に、マックアース社長は賛辞を
ブログで述べてます。

エコーバレーの発展につながれば良いですね。
そして近隣の車山高原スキー場やブランシュたかやまスキーリゾートと繋げて!!
地形的には接続し易い筈です。

エコーバレーと車山高原スキー場は滑走済ですが、ブランシュたかやまスキーリゾートは
私は未訪問なんですよ~
最後のあと少しの道程の遠さが、未訪問理由になったりします。
同乗の友人に反対されて・・・・・・

後日その友人は、一人でブランシュたかやまスキーリゾートに行って
「結構良いスキー場だったよ~」
と、ヌケヌケと言うのです・・・・・・

ふざけんな!!!m9( ゚д゚)

全景:エコーバレー

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2014年2月14日金曜日

横根スキー場・日本国山形県

今回取り上げるスキー場は、日本国山形県の小国町横根スキー場です。
オーナーは小国町、おぐに白い森(株)が運営しています。

国道113号沿いの道の駅「白い森おぐに ぶな茶屋」に隣接しています。
道の駅併設のスキー場という形態は、公営系スキー場の生き残り策として可能性を
感じます。この形態、他の地域にも有りますね。

小規模と言うか、ちっぽけなスキー場です。
初心からせいぜい中級者までが楽しめるゲレンデという感じのようです。
ですがナイター設備を備え、平日にも就業就学後、滑走可能です。
流石雪国、素晴らしい!

そして、ハーフパイプコースを完備しています。

さて、横根スキー場、如何でしょう。
標高差約220m、最長滑走距離約500m、コース面積約5haです。

スキー場産業が長年のドン底期をようやく脱するのではと、最近期待されています。
相次ぐ休廃業と合理化、経営資本の集約化等はスキー場産業の生存には必要でした。
隣接スキー場が統合し、1日券での滑走エリアが広がる事、私は歓迎です。
デカイのは良いこと。やはり正義です。

ですが、ちっぽけなスキー場が個性を発揮し意地を見せる。
これ又、良いこと。正義です。

この横根スキー場はソチ五輪メダリストをサポートしてきました。
スノーボードHPの平野選手です。

「たまたまこのスキー場に練習に来てた」訳じゃありません。
ここのハーフパイプの評判を聞いて選択し、コース管理者と昵懇になり
コース整備に要望をし、コース管理者がそれに応えていたそうです。

大規模スキー場で、世界クラスのスノースポーツ選手を全力で支援したと胸を張って
言えるスキー場が、はたして幾つ在るのでしょう?
たまたま練習や大会に来たこと有るじゃ無くて、日々の練習環境を選手の要望に沿って
整えてこそ、その選手のホームゲレンデです。

読売新聞の記事の一部を紹介します。詳細は記事本文をご確認下さい。

<引用開始>
同スキー場で15年前からコースの整備を続ける高橋恒行さん(62)は「やり始めた時
から、雪の感触をつかむのがうまかった」と話す。小学4年の頃には、半円筒状の
コースから高々と飛び上がる姿を目の当たりにし、直感した。「この子は天才だ。
もしかしたら五輪も行けるのでは」
日々のコース整備に、高橋さんは平野選手の意見を取り入れた。ブルドーザーのような
大型車両を用いて整備できる大規模コースと異なり、横根スキー場は小ぶり。
より小型のパワーショベルやスコップで整備せざるを得ない点を逆に生かし、壁の傾斜
や表面のなめらかさなどを要望通りに仕上げた。
3年前には、「エアの練習がしたい」とのリクエストに応じ、コース近くに、高さ5メートルに
達する専用の手作り練習台を設置した。
ここで平野選手が完成させたのが、得意の「ダブルコーク1080」。横に2回転しながら縦に
3回転する、世界でも数人しかできない大技だ。横根スキー場のコースは、幅や高さが
五輪やW杯の会場の半分程度と小さいことから、平野選手は「(スピードや勢いを付け
られない)ここで出来た技なら、本番では余裕を持って出来る」と自信を見せる。
<引用終了>

横根スキー場は、『のぼうの城』ならぬ『メダリストのスキー場』です。
ちっぽけなスキー場が、メダリストを生みました。
なんとも痛快です!

全景:横根スキー場

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2014年2月7日金曜日

スキージャム勝山・日本国福井県

今回取り上げるスキー場は、日本国福井県のスキージャム勝山です。
オーナーは(株)東急リゾートサービスです。

関西・北陸圏で、ゲレンデの広さで存在感を示すスキー場です。
山麓のバラエティ、山腹のファンタジー、山頂のイリュージョンの3つのエリア
から構成されます。

各エリア内だけでも、中規模スキー場並みの滑走感を堪能出来ます。
自分の滑走能力や好みに合ったエリア内で滑るのが、一般的でしょうね。

コブなら山頂のイリュージョンです。私は殆どイリュージョンで過ごします。
一番長い自然コブは、急すぎず緩すぎずの程よい斜度で、楽しいです。

難斜面、急斜面のエクストリームはあまり良いコンディションの日に滑った
経験が無く、正直悪い印象しかありません。
滑る人が少なくて、良いコブが育たないのかな?

山頂部で遊んだ後、下山時に長い滑走を楽しめるのも、最後のご褒美という
感じで、私はこのスキー場が大好きです。
やはり標高差を存分に活かせる、縦に長いスキー場は良いですね。

標高差のあるスキー場は、気温、風速、雨雪等の気象条件で滑る標高を選択
出来るのも、重要なポイントです。
この観点でもスキージャム勝山は良いスキー場だと、私は思います。

但し、この良いスペックのゲレンデも、北陸の移り気で厳しい冬の天気に翻弄
される事は結構あります。
北陸の冬って、結構、強風と落雷が多いんですよね。

個人的にはそこそこの距離運転して来場したのに、強風休業で路頭に迷った
経験が2回あります。

1回は麓の雁ヶ原スキー場で滑りました。

もう1回は「温泉水芭蕉に入って帰ろう」と言う私の提案が、友人に却下された
ので、奥美濃のダイナランドに移動しました。
移動に掛かった時間は忘れましたが、勝山市から奥美濃って意外に近いなと
その時思いました。

さて、スキージャム勝山、如何でしょう。
標高差約710m、最長滑走距離約5.8km、コース面積約406haです。

以前は、「西日本最大のビッグゲレンデ」と大々的に宣伝していましたが、最近
ちょっと関西でのテレビCMは控えめかな?というのが私の印象です。

オリックス系経営当時の高鷲スノーパークが「西日本最大はうちだ」とクレーム
を付けたという噂を、以前に私は聞いた記憶があります。
「西日本」の定義や「最大」の定義等、言葉は難しいですね。
その影響かどうかは知りませんが、今は「最大」では無く「最大級」と宣伝してる
ようです。

上記の噂の件、事実かどうかは不明です。
競合スキー場同士の鍔迫り合いを伺わせる話なので紹介しました。
私の事実認識が正しいのか、眉に唾を付けつつ、お読み下さい。

開業当初は、将来山麓と山頂をゴンドラで繋ぐ計画も有ったそうです。
これは実現しませんでしたが、コストを考えると正解かもしれません。
景気もスキー熱も寄せては返す波みたいなものです。
投資を回収し設備を維持するのは大変です。
それぞれのエリアのリフトはそこそこ速いですし。
まぁ、ハイシーズンの休日は輸送力を超える来場客が来るのですが・・・・・・
それに不満を感じることも有るのですが・・・・・・
東急が白馬のスキー場経営から撤退した状況で、贅沢は言えません。

直前の有料道路に対する不満も頻繁に聞きますね。
道路は地元の森林組合の管轄で、東急リゾートサービスに料金決定権は無い
ようですけどね。

福井新聞の記事の一部を紹介します。詳細は記事本文をご確認下さい。

<引用開始>
3連休の来客数は昨季よりわずかに減ったものの、12月14日のオープンからの
累計では延べ8万1千人超と前年比で約6千人増加。元旦を含む9連休の客足
が際立ったという。関西客は全体の4割を占めており、スキー場の担当者は
「アクセス面に加えて、景気の回復傾向も後押ししている」と指摘。
施設内の温泉の利用者が例年より増え、レストランでの食事の単価も上がって
いるとし、「県外で思い切りレジャーを楽しもうという雰囲気が感じられる」と
手応えを示した。
<引用終了>

2013-14シーズンの営業は、順調に推移したようです。


で、時は流れて2014-15シーズンです。
福井新聞の記事の一部を紹介します。詳細は記事本文をご確認下さい。

<引用開始>
福井県勝山市のスキージャム勝山で12日、今シーズンの営業が始まった。初滑りを
楽しもうとスキーヤーやスノーボーダーが訪れ、ゲレンデに活気が戻った。
同スキー場は12月に入ってからの降雪で、19日に予定していたオープンを早めた。
積雪は山頂付近で約170センチ、ゲレンデ下部で約60センチ。全3サイトのうち、
ファンタジーサイトとバラエティーサイトの2サイトをオープンさせた。
約5キロの滑走距離がある。イリュージョンサイトは20日のオープンを予定している。
<引用終了>

2014-15シーズンの営業も、より高い成果が上がれば良いですね。

全景:スキージャム勝山

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2014年2月1日土曜日

びわ湖バレイ・日本国滋賀県

今回取り上げるスキー場は、日本国滋賀県のびわ湖バレイです。
オーナーは日本ケーブル(株)、子会社のNCリゾートマネージメント(株)が運営を行っています。

京都大阪から極めて近く、手軽にスノースポーツを楽しむには打って付けの都市郊外型
スキー場です。雪道運転で気をつかう事は、まずありません。

しかも意外に滑り応えがあるので、関西圏のスノースポーツにとって欠くことの出来ない
スキー場です。ゴンドラ架け替えコストで存続が危ぶまれた時、署名運動が有った等
地域に愛され重宝されているゲレンデです。

びわ湖バレイは、標高差や滑走距離を稼げる縦に長いスキー場では無いのですが、面積が
ここより広いライバルの箱館山スキー場より遥かに滑走感を得られるコース配置です。
コース設計の妙ですね。

地形遊びが出来るポイントがとても多いですね。チャンピオンは特に色々滑走を工夫できる
コースです。新雪時コース脇の地形で雪煙を巻き上げ、雪を掻き分け進む感覚は極めて
楽しいです。まぁ、新雪を掻き分けると言ってもせいぜい膝下くらいの積雪ですが。

チャンピオンのコース終端は平坦地で失速しがちな地形なのですが、意図的に雪で「うねり」
「起伏」を作って、失速を防ぎ、滑走リズムに変化を付けているのも良いですね。

蓬莱北の上部の人工コブは、エアーを含めたモーグル滑走の一連の流れを
楽しめ、下部の自然コブでは急斜面コブに挑戦できます。
自然コブのリフト寄りのラインは、タイトなピッチで縦に深く、奥伊吹スキー場のチャンピオン
より難しいと思います。まぁ、距離は短いのですが。

それぞれのコースに個性が有り無駄のないコース設計と言えます。
ここより長距離で多数のコースがあるスキー場は多いです。
が、各コースに個性が無く、結局ここより「ツマラナイ」大規模スキー場も意外と多いのです。
残念です。

ゴルフ場のコースは、設計者の名前が話題になり、箔が付くことがあります。
スキー場で、コース設計者の名前が話題になり、箔が付く例を、私はあまり知りません。

日本国内では、そのような例は三浦雄一郎くらいですかね?
三浦氏がコース設計者であると宣伝していたスキー場はいくつかあります。
オニコウベスキー場や河内千丈温泉金沢セイモアスキー場等が該当します。
三浦氏のコース監修能力の是非については、ここでは論じません。

コース設計者が尊敬される文化的豊かさで、ゴルフ業界の後塵を拝している?
・・・・・・と、ふと思った訳です。ちょっと言い過ぎですかね。

ちなみに、スノーパークの設営者は、ネット上で評判を聞く機会が有ります。
「どこそこが作るから、今季は良さそう」なんて感じで・・・・・・
箔が付くと言うのとは若干異なるのかも知れませんが、どこのスキー場のシーズン券を
購入するか、この評判で決める人は居ますね。

で、びわ湖バレイでパークの設営をしてる『CLOUD-C』は、概ね評判が良いと思います。

パークは完成度が高く、安全に楽しめます。状況に応じて一晩でガラッと設置アイテム
を変更する事もあります。メインパークの中上級者レーンと初中級者レーンの他に
初心者向けのルーキーエリアを用意しています。
更に今や貴重なハーフパイプさえあります。

大キッカーとルーキーエリアにはスタッフが常駐し、安全管理や助言をします。
当然ですが、途中で定期的にコース整備をしています。
こうした充実したパーク運営はかなり手間が掛かる筈です。

取り敢えずパーク造ったけど、未整備でランディング荒れ放題のスキー場が世間には
多いです。危険です。残念です。
その世間の平均に比べると、びわ湖バレイのパークは優れています。

整地の整備はパノラマゲレンデはそこそこ良いのですが、その他のコースの整備が
甘いかなと思います。

さて、びわ湖バレイ、如何でしょう。
最長滑走距離約2km、標高差約224m、コース面積約22haです。

スキー場スペックですが、POPSNOWは最長滑走距離約1.4km(チャンピオン)と紹介
してます。ですが、蓬莱からダイナミックかアルペンに滑り込む約2kmが最長滑走の
コース取りになると思います。(wikipedia)

日本ケーブルがオーナーになってから、このスキー場が関西メディアのロケで登場
する機会が多少増えたような気もしますが、単に滋賀県の観光推進策の一環で
滋賀ロケーションオフィスが機能してる影響ですかね?
2014年春公開の邦画の予告に、びわ湖バレイから見える景観が映ってます。
まぁ、そもそもメディア露出増加自体、私の勘違いの可能性も高いのですが。

日本ケーブルは、このスキー場取得と同時に積極的な設備投資をしました。
ロープウェイと人工降雪機です。

国内最速最新鋭「121人乗り大型ロープウェイ」でゲレンデまで平均約5分で結ばれて
います。当初は3分半の高速運行でしたが、今最高速を出すのは怪我人搬送の時
くらいですね。

2013-14シーズンも、既に2013年12月15日に冬季営業を開始しました。
予定日の12月14日は積雪不足で中止、12月15日も強風で短縮営業といった具合で
万全とは言えないシーズンインでしたが、その後はほぼ順調に営業をしています。
最新鋭の人工降雪機を近年23台増設したので、寒気さえ入れば以前のように雪不足
に悩まされる事は少なくなりました。

但し、相変わらず強風には弱いスキー場です。
営業中止、リフト運休もありえます。
来場前に天気予報で風速はチェックしておくべきですね。


ネット掲示板で降雪機の話題でスレが伸びていたので、ちょっと追記します。
従来機より自然環境に配慮し且つ省エネ型の降雪機、愛称「キリン」を日本で初導入
したのは、びわ湖バレイです。導入費用は約3千万円。
ちなみに販売はスノーシステムズ(株)です。
実は日本ケーブル(株)の関連会社なので、NCリゾートマネージメント(株)と兄弟関係
ですね。

ネット掲示板によると、その後同じ降雪機が日本各地で導入されているようです。
確かに、びわ湖バレイのゲレンデ状態はこの降雪機導入以降、改善されました。
性能の証明になったのかもしれませんね。
良い販促の実演として、びわ湖バレイが機能した訳です。
なかなか強かで、経営センスの良さを感じます。

日本最速ロープウェイもありますし、びわ湖バレイの投資は的確と評価出来ます。
立体駐車場建設、レストランの拡充、綺麗で広いトイレの増設と、顧客側の希望は
際限ないです。勿論そんな希望に沿って設備投資すれば即破綻です。

適時・適切な設備投資をする経営センスを日本ケーブルには今後も期待します。
スキー場の顧客にとっての快適性と、経営側にとっての安定集客に、設備投資が
不可欠なのを再認識します。

全景:びわ湖バレイ

拡大 斜面 公式 天気

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