2019年6月30日日曜日

さっぽろばんけいスキー場・日本国北海道

今回取り上げるスキー場は、さっぽろばんけいスキー場です。
北海道札幌市中央区盤渓に位置します。
オーナーは札幌市で、太陽グループの子会社の札幌ばんけいが運営しています。

ばんけいスキー場で、私が思い出す好きなエピソードが有ります。
元モーグル選手三浦豪太が小学生の時、父親の三浦雄一郎が「こんな良い雪の日は
学校なんかサボれ!!スキーに行くぞ!!」と、息子豪太を平日ばんけいスキー場
にシバシバ連れ出したそうです。(*^_^*)
小学生の豪太は、父の友人の加山雄三に「僕、本当は学校に行きたいんだよね」と
愚痴ってたそうです。(*^_^*)
昨今、父親公認で学校サボってる小学生YouTuberも居るようですが、三浦家の
スキー馬鹿ぶり、私は好きです!!\(^o^)/

さっぽろばんけいスキー場のすぐ近くに、幼稚園、小学校、老人ホームが在ります。
スキー馬鹿として育ち、老いてスキー馬鹿として幕を閉じるのに打って付けの環境
ですね!!\(^o^)/

さてその、さっぽろばんけいスキー場に、オフトレ施設が誕生しました。
日本経済新聞の記事を紹介します。

<引用開始>
さっぽろばんけいスキー場(札幌市)は21日、雪がなくてもスキーやスノーボード
ができるシーズンオフ向けのトレーニング施設を開設した。競技選手の練習や訪日
外国人客のレジャー需要を見込む。
札幌ばんけい(同)の東原俊郎会長は「ばんけいからオリンピック選手が巣立って
ほしい」と期待を寄せている。
スキー場内のハーフパイプコースにはジャンプ台と、着地用のエアマットも設置。
全長60メートルで、モーグルなどフリースタイルのトレーニング需要を見込んで
いる。幅20メートル、長さ40メートルのミニゲレンデはポリエチレン製突起が
並ぶマットを敷き詰め、水をまくと雪上に近い感覚で滑走できる。
「さっぽろばんけいスキー場・サマー・アクティビティ・パーク(b・SAP)」は、
札幌市からも約1300万円の補助を受けて整備した。施設利用料は1日につき2000円
から。
<引用終了>

更に、北海道新聞の記事を紹介します。

<引用開始>
札幌市中央区の「さっぽろばんけいスキー場」(盤渓410)に、スキーやスノー
ボードなどの冬季スポーツの練習が夏場にできる複合施設「b・SAP(ビーサップ)」
が完成した。
21日にオープンする。札幌市が2030年招致を目指す冬季五輪で活躍する選手の輩出
を目指している。
全長64メートルのジャンプ台、全長約50メートルのゲレンデ、トランポリンと
スケートボードの計3ゾーンで構成。ジャンプ台とゲレンデはスキー・スノーボード
向けで、表面がブラシ状になったポリエチレン製マットを敷いている。
運営会社「札幌ばんけい」によると、夏場も使える冬季スポーツ施設は道外では
増えているが道内は少なく、「五輪招致を目指す札幌のスキー場としてオフシーズン
の練習施設の整備が必要」と考えたという。
<引用終了>

スキー大好き家族って立場なら、スキーの夏季オフトレ施設歓迎!!\(^o^)/
………ってだけの、めでたいニュースだと思います。 (´・ω・`)

その方向で当ブログ記事を書き進める手も有るのですが、今回はちょっと意地悪な
見方をさせてもらいます。

オフシーズンの集客策は、スキー場事業収益安定化の要ですよね。(´・ω・`)
昨今の流行りは、絶景テラス、ジップライン、MTB、グランピング、って感じ
ですかね……
私の行くスキー場の絶景テラスに、スキーを全くしない友人が夏に行って来たと
飲み会の時に言ってたので、この様な取り組みは、それなりに集客増の成果を上げ
ていると思います。

今は絶景テラスに注力してる、私の馴染みのスキー場は、以前夏季に芝スキーを
やってたのですが、完全に止めました。
所詮、疑似雪上滑走は、雪上より遥かに難しく、転倒すれば雪上より遥かに苦痛
なのですから、そりゃ廃れます……… (´・ω・`)

なのに、今回ばんけいスキー場が採用した策は、この古典的な疑似雪上滑走です。
オイオイ、大丈夫なのか??!!m9( ゚д゚)

スキー文化根付く北都札幌ですが、道産子の夏のレジャーは他に色々あるでしょう。
所得と人口の集積地首都圏の需要を見込める、ふじてん、かぐら、ガーラでの
サマーゲレンデ営業とは、事情が違います。

人工芝プラスノーによる滑走は、素材の改良こそ有れ、邦画『アルプスの若大将』
の時代からある代物です。スキー自体を好きな企画者ほど、この策を採用したく
なると、私は思います。

スキーヤーならば夏季も滑りたい筈と企画者が思う気持は、私にも分かります。
う~~~~ん………でもそれが、この策の罠、落とし穴!!

実は大多数のスキーヤーは、それなりに高速で滑走しても、適度な冷気が運動の
火照りを癒やし、転んでも痛くなく、虫も居ない、「雪上での滑走」が好きなの
です!!単なる滑走が好きな訳じゃ無いのです!!
疑似雪上滑走は、所詮、疑似滑走なのです!!
仮に疑似滑走に興味が湧いても、数回やって、もういいやとなるのです!!

そもそも、疑似雪上滑走策を採用した時点で、集客対象を間違ってます。
何故か?答えは簡単!その策は、冬季客層からの減点方式だからです。
「冬季滑走客の内の何割かが夏季も来て」という発想が、ダメ!!m9( ゚д゚)

昨今流行りのオフシーズン集客策は、冬季客層と無関係な対象に訴求する企画。
だからこそ、成果を上げているのです。(^_^)v

さて、さっぽろばんけいスキー場、如何でしょう。
標高差約282m、最長滑走距離約1.25km、コース面積約?haです。

札幌市がこのオフトレ施設の整備に約1300万円の補助金を交付してます。
札幌市は整備費用交付に当たり、外国人レジャー客需要を見込んでるそうです。

スキーヤーですら敷居の高い疑似滑走を、もしも南国外国人レジャー客がしたら
逆に、スキーを嫌いになるのでは?………とすら私は思いますが。(´・ω・`)
まぁ、コレで外国人を集客出来るとも思わないので、杞憂ですが。(´・ω・`)

五輪招致を目指す札幌市は、競技選手育成も、補助金交付の名目にしています。
集客効果に否定的な私ですが、競技振興目的での疑似雪上滑走施設の意義を否定
はしません。が………

否定しませんが………
続けざまの日本五輪招致は博打過ぎですよ………
続けざまのアジア冬季五輪招致は博打過ぎですよ………
札幌市や日本スキー業界の革新を賭ける、夢見がちな政治賭博も結構ですが………
札幌市と言えば思い出す、毎日新聞の記事を一部紹介します。

<引用開始>
2001年の開業以来、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの本拠地などで
使われ、安定経営を続けてきた札幌ドーム(札幌市豊平区)で、新たな収益の柱
が不透明になっている。収益の半分を占めていた日本ハムが、23年に本拠地を
北広島市に移転させるためだ。移転に伴う赤字は、年間約3億円との試算も出た。
市はイベント誘致の強化を目指すが、見通しは立っていない。
<引用終了>

日本ハム本拠地移転で露見した、札幌市の経営センス………
コレじゃ、五輪招致は負け博打になる暗い未来しか、私には見えません。
さっぽろばんけいスキー場の夏季集客も、暗い未来しか、私には見えません。

札幌市さん、先ずは札幌ドーム経営を、何とかしようよ!!m9( ゚д゚)

全景:さっぽろばんけいスキー場

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