2015年5月6日水曜日

白馬五竜スキー場・日本国長野県

今回取り上げるスキー場は、日本国長野県の白馬五竜スキー場です。
オーナーは(株)エンレイです。

毎年、友人とともに訪問しています。
もっとも、Hakuba47のベースに駐車して、ゲレンデ上部から五竜へ滑り込むのが、私達の
定番の行動です。

スキーは、位置エネルギーを推進力にして、運動するスポーツですよね。
ですから、ここのスキー場の900m級の標高差は、滑走燃料満タンって事?!
一見すると……データ的には……ダウンヒラーに良さそう??

否!ダウンヒラー的な快感を、白馬五竜スキー場に期待するのは間違いです!!
データでは分かり辛いのですが、理由は斜面構成です。
山頂と山麓のゲレンデは緩斜面で、2つを繋ぐ山腹のコースは超急斜面コブです。
ダウンヒラー的な滑り方で、山頂から山麓へは、降りられません。

山腹は、急斜面や巨大コブを楽しめる貴重なコースですが、その気の無い人は、迂回路で
降りる単調なエリアに過ぎません。
マッタリと滑るにしても、楽しくは無い迂回コースです。
折角の標高差も台無し……

また、私のように中途半端な滑走技量の者にも、山腹の上級コースは難しいです。
闘志を燃やして挑まないと、単に疲れる難斜面って感じに、なっちゃいます。
滑りきれば、達成感は有るものの、ここを気持ちよく高速で滑れる猛者は、限られるでしょう。
猛者でない者は、心が折れないように、頑張って滑りましょう!!

2014-15シーズンも、2013-14シーズンも、山麓まで滑り降りられました。
日程4月第4週の、春スキーでの話です。

八方尾根スキー場は、成り行き任せで、山麓へのコース確保に、努力を感じません。
Hakuba47は、もともと北斜面なので、有利です。
山麓へのコース確保の為、五竜スキー場がコース整備するのは、好印象です。

さて、山腹のコースだけに焦点を当てると、敷居の高いスキー場です……
が、御安心を!!むしろ、実は敷居が低いスキー場なのです!!
バスツアーでも、人気の高いスキー場です。

24時間営業のセンターハウスは、仮眠ルームや大浴場、1日15時間営業の売店や最新の
スキー用具のレンタル店を備えます。その充実ぶりは好評です。

そして、山麓と山頂は広い緩斜面なので、このスキー場は初心者に人気なのです。
特に山麓は、中級者以上には退屈な超緩斜面ですが、初心者には安心なゲレンデです。

で、ここのスキー場の楽しさは、断然山頂のアルプス平ゲレンデでの滑走です。
程よい緩やかな斜面で、コブの無い部分は初心者でも滑走可能です。
北アルプスの山並みを一望出来て気持ち良い!ヽ(*´∀`*)ノ

私と友人は、朝一はHakuba47の整地滑走で体を解した後、五竜アルプス平でコブの
試し滑りを堪能します。
テクニカルコースのコブで、滑走動画を友人に撮ってもらうのが常なのですが……
全然上達を感じられないので、2014-15シーズンのこの斜面での撮影は止め!!
アルプス平を堪能してから、昼食を摂るのは、例年通りでした。

某スキー場で会話するようになった別の知人のエピソード。
彼は、ここ五竜アルプス平のコブが大のお気に入りなのです。
遠路はるばる白馬に来ても、彼は八方尾根に目もくれ無い。
唯ひたすら、五竜アルプス平のコブだけ滑るそうです。
う~ん、一途!ヽ(*´∀`*)ノ

さて、白馬五竜スキー場、如何でしょう。
標高差約926m、最長滑走距離約5km、コース面積約120haです。

実質、白馬五竜はHakuba47と一体のスキー場です。
ですから、2つ合わせてコース面積約152haの大規模スキー場と言って、差し支え無いです。
統一のスキー場名称を設け、ブランド価値を更に高めた方が良いと、私は思います。

余談ですが、Hakuba47のコース面積約32haは、私の印象より格段に狭い数値です。
「え!もっと広いんじゃ??何かの間違い??コース幅が狭いのかな?」って、感想です。

オーナーの(株)エンレイは、親会社の信州塩嶺高原開発(株)から、2002年に分社。
スキー場運営を専業とし、運輸業からサービス業へと、社の体質を改革しました。
成果主義人事査定と従業員持ち株制度を導入し、社員の報酬とスキー場の業績の
相関関係を強めました。

一般的なスキー場運営は索道事業であり、運輸業です。
売り上げの80~90%をリフト券等索道収入に依存します。
ですが、エンレイの収入の約40%は、索道以外の観光収入だそうです。

エンレイについての記述は、東洋経済の記事の受け売りです。
詳細は記事本文を是非ご確認下さい。一読の価値ある記事です。

ところで・・・・・・
2014-15シーズンの営業は。白馬地域にとって厳しい幕開けでした。
2014年11月22日夜、最大震度6弱の長野県北部地震が発生。
スキー場営業開始には、最悪のタイミングでした。
その時点では、大きな余震の不安がありましたからね。
日本経済新聞の記事を一部紹介します。詳細は記事本文をご確認下さい。

<引用開始>
白馬五竜スキー場内でホテルを経営する山崎正浩さん(53)のもとには地震直後から、
友人や客から「雪崩や建物は大丈夫か」との問い合わせが相次いだ。ホテルに被害はなく、
キャンセルもなかったが「心配なのはこれから。被害の大きい地域ばかり報道されて客足が
遠のくのではないか」と顔を曇らせる。
地元で民宿を経営する男性は「早く雪が降ってほしいとも思うが、住宅が倒壊した被災者
のことを思うと複雑な心境だ」と話した。
<引用終了>

さて、シーズン終了を迎え、安全面では無問題だったと確定しました。

が、営業面では、大丈夫だったのでしょうか??
年を超えた頃には、地震の不安が話題になる事も無く、沈静化したので、大丈夫だったと
思うのですが……

御嶽山噴火災害や、GW中の箱根山噴火警戒レベル引き上げの例を見るにつけ、観光産業
の経済的損失と、観光客の安全確保のバランスの難しさを痛感します。(´・ω・`)


追伸
(〃^ー^〃)当ブログ記事にコメントいただき、ありがとうございます。
2014-15シーズン、志賀高原スキー場のGW春スキーは、来場者盛況との情報。
ありがとうございます。
ご指摘の通り、かつてのスキーブーム世代は、スキー場に回帰しつつありそうですね。
案外、地震で出遅れた白馬地区も、営業損失は少ないかも!ヽ( =´▽`=)ノ
ハイシーズンは、外国人来場者数増加傾向という、白馬地域の”強み”も健在ですから。

全景:白馬五竜スキー場

拡大 斜面 公式 天気

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1 件のコメント:

  1. 5/3に奥志賀高原を滑りましたけど、結構、スキー客が多くてにぎやかだったので、40代以降で経済的に余裕のある人はスキーに戻ってきているみたいですよ。

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