2015年6月27日土曜日

龍坪リゾート・韓国江原道

今回取り上げるスキー場は、龍坪リゾートです。
英語名はYongpyong Resortです。
ドラゴンバレーリゾート(Dragon Valley Resort)という、別称もあります。

大韓民国江原道に位置します。
ソウルから約215kmなので、高速道路で2時間半程ですね。
直行バスが運行されています。

龍坪リゾートは、1973年4月6日創立の複合娯楽施設です。
ホテル、コンドミニアム、プール、サウナ、ゴルフ場、サバイバルゲーム場、アーチェリー場
ゲートボール場、クロケット場、テニス場、キャンプ場、観覧車、ジェットコースター……
何でも有りですね。

この年中無休の龍坪リゾートにおいて、スキー場は冬の中核アトラクションという訳です。
ちなみに、スキー場施設の営業開始は、1975年12月です。
韓国で最初に開業したスキー場です。
規模も韓国最大とのことです。

オーナーは、統一教会です。
う~~~ん、戸惑いますね。(´・ω・`)
開発開業したのは、別のリゾート会社のようです。
ですが、経営不振により、統一教会に売却されました。

統一教会買収直後、不振だった龍坪リゾートの集客が激増しました。
韓流ドラマ『冬のソナタ』の大ヒットです。
このドラマのロケ地として、龍坪リゾートは、一躍有名になりました。
ドラマの見せ場に、このスキー場が登場する効果で、観光客が大勢来たそうです。

ドラマを観る習慣のない私でさえ、聞き覚えがある程、かつて日本でも流行りました。
スキーの滑走シーンは有るのかな?
ドラマに興味は無いのですが、そこは、ちょっと気になります。

メディアと宗教が結託した時の、大衆扇動の能力は、凄まじく高いですね。
メディアも、教団も、さぞや金銭的に潤った事でしょう。
この教団のリゾート関連収益って、韓国国内の税法上、どういう扱いなのでしょうね?
まさか、宗教枠で非課税??(((;゚д゚)))
(´・ω・`)明らかに営利事業なので、流石にそれは無いですよね?……

リゾート事業を宗教団体がする事に関して、強い違和感が、私には有ります。
信仰ってストイックな活動なのに、娯楽業を営んじゃって良いの??!!m9( ゚д゚)
労働と修行の区別が曖昧になるのも、大問題です。
労働者と信者の境界線を、ちゃんと引いてるの??!!m9( ゚д゚)

さて、肝心のスキー場自体に、話題を変えましょう。
2018年開催予定の平昌冬季五輪のアルペンスキー大回転・回転競技の会場です。
1998年W杯アルペンスキー大会、1999年江原冬季アジア競技大会、2007年
Interski Congressの開催実績があります。

国際スキー連盟(FIS)が認定したレインボーレッド、シルバー、ゴールドの3コースを
備えます。初級~中級者の非公認も含め、全31コース有るとのこと。
ほぼ全面北斜面なのは、雪質的に有利だと思います。

年平均積雪量250cm、冬季平均気温-6℃。
例年、11月中旬から翌4月初旬まで滑走可能とのこと。
韓国のスキー場としては、冬季営業期間が長いのが特長だそうです。

観光振興側の発信する情報は、所詮宣伝なので、鵜呑みにしないほうが良いでしょう。
実際は、雪不足の懸念があるようです。
日本人の現地レポのブログを読むと、人工雪無しでは成り立たない気候のようです。
日本海で”雪の素”の水蒸気をタップリ補給した寒気に恵まれる、日本のスキー場群とは
やはり事情が異なります。

その現地レポのブログによれば、雪面は硬いが、アイスバーンとは異なる雪質とのこと。
一旦融雪した後に凍結したガチガチの氷とは違うので、日本人の想像するアイスバーン程
悪い雪面では無いのだとか。
そんな雪質故に、コブ斜面は生成されにくいと、そのブログ著者は分析しています。
整地高速滑走志向なら案外良いゲレンデかも、との評価が興味深いです。
詳細は、当該ブログ記事をご一読ください。

この現地レポを読んで、敢えて私なりにスキー場として良い点を探してみます。
コブ斜面が無いのは、私には悪印象ですが、ボーダーには良いと思います。
コブが嫌いなスノーボーダーは、多いようですから。
それと、気温と湿度が低いので、高温降雨による融雪は、ほぼ無いと思われます。
スノーパークのアイテムの管理もし易いでしょう。
吹雪や豪雪に見舞われる可能性も低く、その面では、来場客も快適と言えます。
競技会場としても、これらの面では、優れていると言えなくもありません。
悪天候でスケジュールが左右される雪山競技の開催には、興行的に有利です。
まぁ、要は、”人口降雪機”さえ機能すれば、スキー場として良い側面もある訳です。

さて、龍坪リゾート、如何でしょう。
スキー場は、総滑走距離約29km、標高差約758m、最長滑走距離約5.6kmです。

25kmの圧雪整備斜面と、テレインパークが有ります。
ハーフパイプは2つ有ります。クロスカントリーコースの総滑走距離は、約15kmです。
長さ3.7kmの8人乗りゴンドラ1基と、13基のチェアリフトを備えています。
ナイター照明設備も有ります。

スキー場スペックは、公式HPと、ネット上に散らばる情報を整理しました。
スペックについては、錯綜した情報が、ネット上に散乱しています……(´・ω・`)
五輪開催に向け、コース拡張が継続されてるので、最新のデータの確認が都度必要です。
何が正しい情報か、収集力と判断力が、ネットを利用する個々人に問われます。
標高差258mとか??、全18コースとか??……明らかに古い間違ったデータです。
この様な事実に反する情報を前提に、龍坪リゾートを揶揄しても、的外れです。

日本国と何かにつけ、国益が対立する韓国。
日本遺産のユネスコ世界遺産登録でも、韓国から横槍が入りましたね。

そんな日韓両国、国交正常化50周年だそうです。
正常化ね~~~……正常って、何?(´・ω・`)
(´・ω・`)法律で親日罪がある国……
どうせ、彼の国の"日本叩き"は、今後も止まないでしょう……国是ですから。

龍坪リゾートや、平昌冬季五輪や、日韓関係に関して、ネットで情報を検索すると……
個人の発信する、ブログや掲示板の書き込みは、相手国への口撃に溢れてますね。
その苛立つ気持ちは、私にも分かります。

当初このブログ記事も揶揄調で毒を吐きつつ書き進めたのですが、世間のブログや
ネット掲示板やSNSでも揶揄一色なので、ちょっと自身の論調を軌道修正しました。
基本私は、大勢の論調からは一歩引く、天邪鬼な気質なのです。
揶揄でなく、論理的な批判であるように、心掛ける必要もありますからね。
自省を込めて、そう思います。

な~~んて沈着冷静を装っても、新たに日韓関係に波風立てば、平気で当ブログで
韓国を嘲笑する記述を追加するかもしれませんが。
公平中立をマスコミ様のように装い続ける義理は、私には有りませんので。
自国寄りの論調に偏るのは、ある程度ならば妥当だと、私は思っています。

「平昌冬季五輪に協力すべきじゃ無い!」というのが私の意見ですが、かと言って……
「平昌冬季五輪は失敗しろ!」と、呪う気はありません。
冬季競技は、会場設営の不備が死亡事故に即つながるので、選手の安全が心配です。

結論としては「無理矢理に”友好も対立も”する必要無い」って事です。(。・ω・)ノ゙


……と書いて間もないのですが、韓国は波風立てたいようですね。追記します。
日韓外相会談での協力合意を反故にして、日本が推薦した産業革命遺産の審査登録が
韓国の強硬姿勢により、世界遺産委員会で持ち越されたようです。(´・ω・`)
さて、最終的にどうなるか……

で、結局は一応、ユネスコ世界遺産として日本の近代産業遺産が登録されました。
ですが、喜んでもいられません。
韓国側が今後も、強制労働の負の遺産として、喧伝するのは必至でしょう。
とてもとても、後味悪いです。


さてさて~少し追記します。
龍坪リゾートは、2016-17季の営業を、11月4日に開始しました。
ちなみに、2015-16季の営業開始は、11月27日だったそうです。
日本でもこの時期に営業開始出来るのは、限られた少数のスキー場だけですから
それなりに造雪能力を有するスキー場だと、評価すべきでしょう。

全景:龍坪リゾート

拡大 斜面 公式 天気

公式:The PyeongChang 2018 Olympic and Paralympic Winter Games [KOC]
公式:PyeongChang 2018 Olympics [IOC]

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