2014年3月26日水曜日

Chamonix・フランス共和国オート=サヴォワ県

今回取り上げるスキー場は、Chamonix(シャモニー)です。
フランス共和国オート=サヴォワ(Haute-Savoie)県に位置します。
オーナーはCompagnie des Alpes、運営はCompagnie du Mont Blancです。

フランスは勿論、欧州を代表する絶景のスキーリゾートです。
1924年、此処シャモニーで第1回冬季オリンピック大会が開催されました。

スキー場を覆う広大な氷河は、山塊を切り刻み見事な景観を創造する
と伴に長期間滑走可能なゲレンデを生みました。
その特徴ゆえ、世界的な山岳観光リゾートであると同時に、アルペンスキー
競技のトレーニング地としても最適なようです。

又、エクストリーム系のスキーやパラグライダースキーも盛んなようですね。
冬山を命懸けで堪能する、欧州スキーフリークの気合と覚悟を感じます。
雪崩のコントロールや遭難事故対応など、社会がスキーフリークの挑戦を
受容する環境が有るのでしょう。
成熟したスノースポーツ文化が根付いているとも言えます。

さて、Chamonix、如何でしょう。
総滑走距離約170km、最長滑走距離約21km、標高差約2.8kmです。
欧州で盛んなクロスカントリーのコースも、総延長約42kmと充実しています。

滑走距離も滑降標高差も圧巻ですね。
こういうスペックを見せ付けられると、もう感心するしか無いですね。

このスキー場を経営するCompagnie des Alpesとマックアースが資本業務
提携をしました。驚きです。
本当にマックアースは、日本のスキー業界の台風の目となってますね。
保守層には目障り、変革層には目映い、企業なのかもしれません。
打つ手が迅速、意外、大胆です。

さてこの資本業務提携というニュース、日本のスキー業界をどう変えて
いくのでしょうか?

国内だけの田舎の産業・・・日本のスキー業界は、内弁慶で国内大都市の
スノースポーツ初心者を食い物にした、かつてのスキー・ボードのブーム
とは異なる業態に移行せざるを得ないのかもしれません。

単なる利用客の私は、ただ気楽に事の成り行きを見物させていただきます。
期待を寄せつつ。

全景:Chamonix

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2014年3月15日土曜日

川場スキー場・日本国群馬県

今回取り上げるスキー場は、日本国群馬県の川場スキー場です。
オーナーは日本スキー場開発(株)、運営は川場リゾート(株)です。
首都圏から約2時間と近く、手軽に雪山を体験できるスキー場です。

しかも無料大規模立体駐車場です。これは便利です!
自分の車を荷物置き場として捉える、私のようなタイプにとって、駐車位置
とゲレンデの行き来のしやすさは重要です。
荷物移動中に風雪を凌げるのも有り難いです。
ゲレンデと駐車場の位置関係が悪く、不便なスキー場って結構多いです。

そして、無料シャトルバスが山麓の道の駅「田園プラザ川場」や上毛高原駅
から出てます。雪道走行が不安なドライバーも、これなら安心です。
折角のレジャーで自動車事故に合う・・・残念この上無いですものね。

2013-14シーズンは開業25周年記念で、東京から無料バスも有りました。
アクセスの容易さは抜群と言う訳です。良い取り組みですね。

ゲレンデは、う~ん、なかなか厳しい環境のようです。
風が強く、雪面がカリカリのアイスバーン状態になる頻度が高いそうです。
又、ガスが掛かる事も多いそうです。

確かに、Google Earthでも、ゲレンデは殆ど雲の中ですね。
別にGoogle Earthの衛星画像がライブだと、勘違いしてる訳じゃ無いです。
念の為・・・・・・私は、民主党の某先生とは違います。
雲の無い画像、希少なの?・・・・・・と思った次第です。

コースの評判をネット掲示板で調べてみると、初心者用の幅広緩斜面が無く
中級者が楽しい適度な斜度のコースも短いそうです。

公式HPではスノーパークに力を入れている記述が有るのですが、期待して
ネット掲示板でパークの評判を漁ると、これも芳しく無いですね。

但し、自然コブのコースが多いそうです。
これはイイ!私の好みです。

さて、川場スキー場、如何でしょう。
最長滑走距離約3.3km、標高差約580m、コース面積約42haです。

春にはバンクドスラロームという大会を開催し、スノースポーツを盛り上げる
企画を工夫しているようです。
良いですね。

全景:川場スキー場

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2014年3月8日土曜日

野沢温泉スキー場・日本国長野県

今回取り上げるスキー場は、日本国長野県の野沢温泉スキー場です。
オーナーは(株)野沢温泉です。村営です。

北陸新幹線延伸により、首都圏からのアクセスが容易になると期待される北信地域
でも、格別のブランド力を持つスキー場です。

私はぬるめ派なので、かなり熱いのですが・・・外湯めぐり、最高です。
馬刺し、野沢菜、大好きです。

上ノ平は私の趣味志向では緩斜面過ぎて不要なゲレンデです。
上ノ平ゲレンデのスノーパークも、初心者向けとスキー場が公言してます。
ですが、標高が高く雪質と眺望が良い位置に、初心者ゲレンデが在るのはスキー場
としての良心なのかもしれませんね。

スキー場上部やまびこゲレンデでは、サイドカントリー滑走を楽しめます。
ちょっとした滑走距離ですが、私は好きです。
但し、管理外エリアなので自己責任です。

滑走自体は禁止されていない筈です。
が、改めて公式HPを見てみたのですが、明確な規定を見付けられません。
私の確認不足かもしれませんが、もし規定が曖昧ならば、ニセコのように明確なサイド
カントリー滑走のルールを定義し、告知すべきだと思います。

大した速度で滑る訳では無いのですが、林間はやはり多少緊張すると共に何か冒険を
してる気分を味わえて、面白いです。
子供っぽいですかね?

ところで、昔は志賀高原から野沢温泉を経由して、七ヶ巻スキー場に降りるツアーの
コースが存在したようですね。
こういうのも、冒険心をくすぐります。
七ヶ巻スキー場は、1982年に廃業したそうです。

さて、野沢温泉スキー場、如何でしょう。
標高差約1085m、最長滑走距離約10km、コース面積約297haです。

近年際立って、外国人スキー客の来場が、増加しているとの事です。
訪日外国人に対して、温泉と火祭は、キラーコンテンツになりそうです。

『Salomon Freeski TV』で、此処の火祭が取り上げられたのは大きいですね。
『Salomon Freeski TV』の告知力は絶大です。
情報が世界を駆け巡る、ネットの時代ですね。

個人的には、野沢温泉スキー場と岡本太郎の縁も、好きです。
私は元々、太郎のデザインが好きなのですが、太郎がスキーフリークであった事を知り
ますます彼を好きになりました。

岡本太郎のデザインを、野沢温泉の風情を損なわないやり方で工夫しつつもっと展示
すれば、外国人に受けると思います。

岡本芸術のインパクトは普遍的です。
「What's this ?」と興味を引けば、それが又彼等の思い出のネタになるのです。
接客側の「おもてなし」の、キッカケにもなるのです。

地元経営スキー場の先駆けで、今もその経営形態の代表格的存在。
競技選手を多数輩出するスキークラブ。
野沢温泉スキー場は、日本を代表するスキー場です。


さてさて~
チョット追記します。
この野沢温泉スキー場にて撮影された映画、東野圭吾原作の『疾風ロンド』が
2016年末に公開されますね。

予告を見ると、コメディーなのかな?
まぁ、何故にワザワザ、生物兵器をスキー場に埋める!?と、ツッコミどころ満載の
気配ですが……
スキー場にスポットを当ててくれる有り難い映画なので、大歓迎です!!

全景:野沢温泉スキー場

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2014年3月1日土曜日

ルスツリゾート・日本国北海道

今回取り上げるスキー場は、日本国北海道のルスツリゾートです。
オーナーは加森観光(株)です。加森観光の旗艦店的なスキー場です。
日本を代表するスキーリゾートのひとつ、とも言えます。
通年滞在型のリゾートで、規模は北海道最大です。

スキー場は、West.Mt、East.Mt、Mt.Isolaの、3つの山から構成されます。

パウダースノー遭遇率の高いスキー場です。
その評判はニセコと共に、近年海外に轟いています。
ネット上での口コミの拡散の勢いは凄まじいですね。

外国人の間では”Japan”ならぬ”Japow”という造語で、その雪質の良さが
語られているようです。
なんとも誇らしいじゃありませんか。

そして多彩な地形を堪能できる、林間滑走が楽しいスキー場でもあります。
これはニセコに比べて、ルスツの長所だというのがネットの評判です。

さて、ルスツリゾート、如何でしょう。
標高差約594m、最長滑走距離約3.5km、コース面積約212haです。
総コース数37、総滑走距離42km、輸送能力毎時31,200名と、全て北海道一です。
ゴンドラ保有数4基は、日本一です。

日本国内の顧客満足度調査で、上位常連のスキー場です。
単一資本がリゾート全域の経営を担う場合、上手く運営されてさえいるのならば
来場者は全てお任せで、気軽に楽しめる良さがあるのでしょうね。

外国のメディアも、好意的に紹介しているようです。
イギリスのスキー専門誌"The Great Skiing & Snowboarding Guide"は、此処を
日本のスキー場で初の"BEST SMALL RESORT賞 2008"に選出したそうです。

ルスツリゾートをもってしても、規模に関しては”SMALL RESORT”扱いとなる。
世界基準には恐れ入ります。

ですが、雪質では世界基準でも”BEST”扱いで、紹介頂きたいものですね。

この様にレジャー色の強いルスツリゾートですが、スノーボードクロスの合宿地
として、当スキー場がSAJに協力したそうです。
冬季営業終了後ではありますが、選手育成の為、競技団体に残雪のゲレンデ
を開放する取り組みは、とても良いと思います。

『Salomon Freeski TV』でSEASON7に続きSEASON8でも、ルスツが取り上げられると
予告されました。本編の仕上がりに期待です。
カッコ良い映像なら、きっと更なる人気上昇に繋がるでしょう!

で、本編公開!!いいねルスツ!!
ルスツのサイドカントリーの魅力が、映像に溢れてます。

全景:ルスツリゾート

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