2016年9月30日金曜日

Gorny Vozdukh・ロシア連邦サハリン州

今回取り上げるスキー場は、Gorny Vozdukhです。
ロシア語では「Горный воздух」と表記します。
日本語では「山の空気スキー場」と表記します。

ロシア連邦サハリン州ユジノサハリンスク市にあります。
サハリンは北海道稚内市から約40km、新千歳空港から直行便で約130分です。
サハリンの近さは、かつて樺太と称し、その南部が日本領だった事を思い起こさせます。

日露戦争後の1905年9月5日、ポーツマス条約締結で、樺太島北緯50度以南の南樺太が
ロシアから日本へ割譲されました。
現在の「山の空気」高台も、日本領時代には「旭が丘」と呼ばれていたそうです。
近隣には、日本人墓地もあります。

スキー場敷地内には、ソチ冬季五輪を記念した「五輪モニュメント」が設置されています。
ふ~~~ん……(´・ω・`)
Σ( ̄□ ̄;)アレ???

オイオイ!!都市がホストを務めるのが、五輪の建前だよね!!
黒海沿岸のソチと、極東樺太のユジノサハリンスク、離れ過ぎ!!
長野五輪を記念した「五輪モニュメント」を、びわ湖バレイに設置するか?!
しないよな!!可笑しいだろ!!m9( ゚д゚)

ネット検索すれば、多数の滑走動画を閲覧できます。
このスキー場の人気ブリが伺えます。
動画に映るロシア人達、結構ノリが良い!!ヽ( =´▽`=)ノ

斜度の緩そうな斜面の映像が多いですね。
林間滑走を楽しめるのは、良い!!(*^ー゚)b

さて、Gorny Vozdukh、如何でしょう。
スキー場は標高差約490m、総延長約20kmです。

8名ゴンドラ1、8名ゴンドラと6名チェアリフトの混合1、T-bar1、J-bar1で、合計4です。
尚、今後更に開発され、拡大します。

総合政策部国際局国際課の記事を紹介します。

<引用開始>
先行発展領域「山の空気」のプロジェクトの枠内で、2020年までに60キロメ-トルのスキ-コース、
9つの新しいゴンドラ・リフト、600部屋のホテルやコテージ、220席のレストランやカフェを設けること
が計画されている。
第一段階として、2016年-2017年にボリシェビク山で改修が行われる予定である。
ここでは滑走コースが拡張される。北斜面で滑走領域を4km増やし、南斜面でも(滑走)領域
を増やす予定。
その他、人工の池を作り、降雪機を付け、4座席あるゴンドラ・リフトを2機設置し、ホテル、ツ-リズム
に関係する施設や入場口を設ける計画がある。その際に、他の施設の設計図も出来る。
将来的に、スキ-場は、ボリシェビク山だけでなく、クラスナヤ山の近くにも出来る。
2017-2018年に、ここに長さ20kmのスキ-場が出来る。2700メ-トルのゴンドラ・リフトは、エラニカ川
沿いの低地から山頂までを結ぶ。その結果、長さ4kmのコースが整備される。 エラニカ谷、
ボリシェビク山やクラスナヤ山を結ぶゴンドラ・リフトの近くには山村ができる。その村に130部屋の
ホテル、コテージ、サウナが設けられる。そこでは、降雪機のための人工池も造られる。
新しいコースが出来る三つ目の山は、オストラヤ山である。コースの長さは35kmになる。
2018-2020年に、ここで2つのゴンドラ・リフトが整備され、降雪機が設けられる。
「山の空気」のもう一つの入口と施設は、ベストチカ村にできる。
このような事業のおかげで、サハリンや沿海地方の住民は、レクリエ-ションの場所として現代的
なスキー場やそのインフラを享受することが出来る。 「山の空気」事業は、新たな雇用を創出
するとともに、ユジノ・サハリンスクのインフラストラクチャー-レストラン、SPAセンター、複合商業施設、ホテル業
など-が発展するための刺激となる。
<引用終了>

かなり大掛かりな、スキーリゾート拡大計画ですね。
サハリンを更に発展させ、ロシアの極東での存在感を高めたい事情も有るのでしょう。
極東開発に、韓国や中国の企業の参入を促すなど、まさに恐ロシア!!
嫌な揺さぶり外交は、 (((;゚д゚))) お手の物です。
日本にとっては、北方列島の領土問題もあり、油断ならない隣国です。

よって、ロシアの極東地域が発展するのは、日本の国益的に……
本来、歓迎すべきでないと、私は思うのですが……

北海道新聞の記事を紹介します。

<引用開始>
加森観光(札幌)が運営するルスツリゾート(後志管内留寿都村)は8日、ユジノサハリンスク
で開いた「スキーリゾートサミット」で、ロシア・サハリン州、中国、韓国、米国のスキー場と
シーズンリフト券を相互に利用できるサービスを今冬から本格導入することで合意した。
海外からの集客強化が狙い。
ルスツリゾートはサハリン州の「山の空気」、中国河北省の「万龍」、韓国・ソウル近郊の
「ビバルディパーク」、米国・コロラド州の「スティームボート」の大手スキー場と提携し、
宣伝や指導員の交流に取り組んでいる。
リフト券の相互利用は昨シーズンから導入したが、各施設の周知に温度差があり、
利用が定着しなかった。8日の会合では、2018年に韓国・平昌(ピョンチャン)、22年に
北京で開かれる冬季五輪を追い風に利用客の拡大を目指す方針も確認した。
<引用終了>

オイオイ!!加森観光!!ロシアと組むのは、どうよ?!m9( ゚д゚)
でも……まぁ……スキー業界発展の為なら……エエか?!ヽ( =´▽`=)ノ
オイオイ!!俺!!m9( ゚д゚)

全景:Gorny Vozdukh

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