2015年12月12日土曜日

青森スプリング スキーリゾート・日本国青森県

今回取り上げるスキー場は、青森スプリング スキーリゾートです。
日本国青森県鯵ケ沢町に位置します。

秀峰岩木山の北斜面に位置し安定した積雪量、良質のパウダーと、公式HPにて誇っています。
ネットで滑走動画を漁ると……
なるほど~ゲレンデ自体は凄く良さそう!!雪は超絶に良さそう!!
パークの規模は小粒?に見えますが、ハーフパイプが立派でスゴイです!!
うううぅぅぅぅらやましぃぃぃぃ~~~~

2015-16シーズンは、12月12日営業開始予定でした。
ですが、当日公式HPに「積雪不足のためオープンは延期とさせていただきます。」との告知。
雪国の青森県でも、暖冬の今期は、厳しそうですね。
オープン直前に、日本列島を大雨が席巻したのも不運でした。

話が脱線しますが……
ネットで東北や北海道の地元AMラジオ局を聴くと、関西と日没の時差が大きいと実感します。
ラジオのアナウンサーが、「もう外は日が暮れて暗い」という話題をする事が多いのですが
その同時刻の関西では、外はまだまだ明るいですから。
日本標準時は「東経135度の子午線の時」との事なので、兵庫県明石市あたりが基準です。
北海道や東北と関西では、少なくとも30分以上の時間差が有ると思います。

この日没時刻差が有るのに、日本全国同一標準時ですから、問題も生じます。
その地域での日照時間帯と、日本標準時が乖離しているのですから。
ただでさえ日照時間の短い冬、しかも日照はゲレンデコンディションに大きく影響する。
スキー場経営を考えると、北海道や東北は営業時間の工夫が必要だと思います。
私は地域の実情を知らないのですが、この地域の営業時間帯は、関西より前倒し?
でも、会社や役所や学校の生活時間帯全てが前倒しじゃないと、それは無理ですよね……
関西在住だと普段不便を感じませんが、日本全国同一標準時のデメリットですね。
まぁ、同一標準時のメリットの方が多いのでしょうけどね。

さてさて、話を戻します。
オーナーの青森リゾート株式会社が、運営しています。
2014-15シーズンまでナクア白神スキーリゾートとして営業していました。
ですが、2015-16シーズンより、名称を変更するとのこと。
陸奥新報の記事を紹介しましょう。

<引用開始>
鯵ケ沢町のホテル「ナクア白神&ホテル・リゾート」は、12月から「ロックウッド・ホテル&スパ」
と名称を変えて営業し、同時に併設するゴルフ場、スキー場の名前も変更する。
昨年、施設を経営する青森リゾートの社長が代わったことを受け、名称変更も行うこととした。
「ロックウッド」は立地場所の岩木山にちなみ「岩」を表す英単語ロック、「木」を表す英単語
ウッドを組み合わせたもの。英語により海外からの観光客にアピールするとともに、国内の客
にも「岩木山」に親しみを持たせる。
またスキー場「ナクア白神スキーリゾート」を「青森スプリング・スキーリゾート」、ゴルフ場
「ナクア白神ゴルフコース」を「青森スプリング・ゴルフクラブ」にそれぞれ変更。
「泉」を表す英単語スプリングを使い、自然豊かな温泉施設をアピールする狙いだ。
外国語ができるスタッフも新たに雇うなど、新たな取り組みも進めている。同社の上園大助
インターナショナルセールス&マーケティングヘッドは「英語で岩木山を表現し、海外・国内の
お客さまに親しみを持っていただけるのでは」と話した。
<引用終了>

「経営会社が変わったので、スキー場名称も変えます。」
(´・ω・`)まぁ、分かります。

「経営会社は同じだが、社長が変わったので、スキー場名称も変えます。」
(´・ω・`)何を言ってるのか、良く分かりません。
新社長が統治するというアピール?……(((;゚д゚)))

オイオイ!!言葉遊びかよ!!m9( ゚д゚)
オイオイ!!妙にカタカナ名だな!!前もだけど!!m9( ゚д゚)
オイオイ!!コレで常連さんは愛着が湧くのか!!m9( ゚д゚)
オイオイ!!英語なら外国人さんは愛着が湧くのか!!m9( ゚д゚)
オイオイ!!名称に統一感が無い!!寧ろ「ロックウッド」に統一したら?m9( ゚д゚)

有名スキー場天気予報HPのSnow-Forecast.comに、このスキー場の情報は無いです。
これは致命的です。
こんな状況で、外国人誘客というのも、ちょっと心配です。
勿論、旅行代理店や役所の観光振興と協力したり、当然自社単独でも具体的な誘客活動を
してるのならば、良いのですが……
記事を読む限り、外国人スタッフ雇用以外は、名称変更の話題ばかり……
大丈夫?

さて、青森スプリング スキーリゾート、如何でしょう。
標高差約525m、最長滑走距離約3.4km、コース面積約83.3haです。

韓国相互貯蓄銀行系の青森リゾート株式会社が、2000年6月に、米国資本のシティグループから
このリゾートを買収し、オーナーとなりました。
買収当時の日本経済新聞の記事を紹介しましょう。

<引用開始>
青森リゾートは12月の東北新幹線延伸を集客の好機として生かすほか、KICCの本国である
韓国からの誘客を強化する。「適切な追加投資をしながら、ナクア白神を国際的なリゾート地
として認知されるよう尽力する」(同社)方針だ。
韓国、中国などの新興国では所得水準向上に伴い海外旅行熱が高まっている。
オーストラリア人に人気がある北海道ニセコ地区のように、リゾート地への外資系の進出は
東北観光全体を底上げする効果が期待できる。東北でもアジア系資本による観光・レジャー施設
の買収例が相次いでおり、今後も同様の買収案件が出る可能性がある。
<引用終了>

もともとは、日本資本の西武グループが「鯵ヶ沢スキー場」として、開発しました。
その後、米国資本、韓国資本と、オーナー会社が変遷しました。
その過程で、約16.7haのゲレンデが閉鎖され、若干規模が縮小しました。
それでも、ココが存続し続けているのは、スキー場としての資質自体が優れているからだと
私は思います。

ですが、最近の滑走動画を観る限り、ゲレンデはガラ空きです。
兎に角、地元以外の人には、遠くて行くのが困難なのが、大問題ですね。(´・ω・`)
当初より目論んでいた、韓国等からの誘客数も伸び悩んでいるのでしょうか?(´・ω・`)

最後にクドイけど…………敢えて関西弁で突っ込みます。
オイオイ!!公式HPの名称、ナクア白神スキーリゾートのままやぞ!!m9( ゚д゚)
名前変更に、意味有らへんやん!!m9( ゚д゚)

全景:青森スプリング スキーリゾート

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2015年11月11日水曜日

星野リゾートトマム・日本国北海道

今回取り上げるスキー場は、星野リゾートトマムです。
日本国北海道勇払郡占冠村に位置します。

株式会社星野リゾートが運営しています。
ですが、中国の上海豫園旅游商城が星野リゾート・トマムの全株式を買収するとのこと。
日本経済新聞の記事を紹介しましょう。

<引用開始>
中国の商業施設運営会社、上海豫園旅游商城は北海道のスキー場、星野リゾートトマム
(北海道占冠村)の株式100%を買収すると発表した。取得額は183億円。11日に契約を結ぶ。
中国人観光客に人気の北海道のリゾート買収により、収益を拡大できると判断した。
トマムはスキー場のほか、757室のホテル、ゴルフ場などを備える総合リゾート施設。
これまでは星野リゾート(長野県軽井沢町)が20%、オランダのファンドが80%の株式を保有
していた。
トマムは北海道の雄大な自然を楽しめることから、中国人を含む外国人旅行客の人気を
集めている。2014年の売上高は61億円、純利益は7億円だった。
上海豫園旅游商城は上海の観光名所で明朝時代の庭園で有名な「豫園」周辺で商業施設
を運営する。中国民営投資会社、復星集団(フォースン・グループ、上海市)が大株主と
なっている。復星集団は日本で複数のオフィスビルを取得するなど不動産投資を積極化
している。
<引用終了>

星野リゾートは、トマムをスノーリゾートの旗艦拠点として末永く運営していくものと、私は
思っていました。継続的にゲレンデ整備に投資し、海外リゾートと提携していたからです。
CYCLEの記事を一部紹介しましょう。

<引用開始>
ゲレンデリニューアルは、2013年と2014年にも実施。第1弾は新リフト架け替えと新コース増設、
第2弾では高速リフトの新設とコースレイアウトの変更を行った。3年目となる今年は、新コース
増設、人工降雪機導入、ロッキーマウンテンスーパーパスプラスへの参入を実施した。
リニューアルにより、初心者の子どもから上級者まで快適にゲレンデを楽しめる。
新たに誕生したコースは、3コース。初心者向けファミリーゲレンデ「ニポの山」エリア内の
「ニポの森」で、ツリーラン面積拡張とルートの増加を行った。
また、新エコエリア「アカゲラの森」と、冬山解放エリア「エリア11」が誕生。非圧雪の雪の上
を滑走できる林間コースとなっている。
人工降雪機は、最新のものを7台導入。営業開始より、ハローニポ、森のローラーコースター
が滑走可能になる。また、ロッキーマウンテンスーパーパスプラスへの参入により、最大7日間
まで提携先の各リゾートでリフト券が無料になる。ロッキーマウンテンスーパーパスプラスは、
アメリカコロラド州のスノーリゾート3カ所が連携した組織で、日本での参画スキー場は、
星野リゾート トマム、星野リゾート アルツ磐梯、裏磐梯猫魔スキー場。
<引用終了>

まさか、これらのトマムの魅力向上の努力が、利用顧客のみならず、買収希望企業への
アピールだったとは……(((;゚д゚)))

さて、星野リゾートトマム、如何でしょう。
標高差約699m、最長滑走距離約4.2km、コース面積約145haです。

オイオイ!!もう星野リゾートじゃ無いだろ!!m9( ゚д゚)
新名称はなんだ!!m9( ゚д゚)

それとも、引き続き運営は、星野リゾートが受け持つのでしょうか?
もともと、星野リゾートの持ち株比率は20%と低かったのに、名称は星野リゾートを冠して
いた訳ですし……あるいは……

この件、続報に注目です。

などと呑気に注目していたら、不可解なニュースが!!追記します。
北海道新聞の記事を紹介しましょう。

<引用開始>
11月にトマムリゾート(上川管内占冠村)を買収した中国最大級の民間投資会社、復星集団
(上海)の郭広昌会長(48)が10日午後から連絡を絶ち、さまざまな臆測を呼んでいる。
中国メディアが11日朝までに一斉に報じた。経済ニュースサイトの財新網は「10日午後に
上海空港で警察に連行されたとの情報があるが、当局の調査対象になっているかどうかは不明」
と伝えている。
報道の真偽を確認するため、香港や上海などの証券取引所では11日朝から、トマムリゾート
の所有者である上海豫園旅游商城や復星国際、復星医薬といった同集団傘下企業の株式が
取引停止となった。
郭氏は中国有数の富豪で、全国人民代表大会(全人代)委員に選ばれたこともある上海財界
きっての大物。上海の大手国有食品会社をめぐる贈収賄、公金横領事件との関連を指摘する
情報もあるが、復星集団関係者は北海道新聞に対し「悪意あるうわさが飛び交っている。
近く正式なコメントを出す」と述べた。
<引用終了>

何なんだ??……(((;゚д゚)))

全景:星野リゾートトマム

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2015年10月10日土曜日

東京ジョイポリス ハーフパイプ トーキョー・日本国東京都

今回取り上げるスキー場は、東京ジョイポリス ハーフパイプ トーキョーです。
日本国東京都港区台場に位置します。
株式会社セガ・ライブクリエイションが運営しています。

国内最大級の屋内テーマパークです。
テーマは、「デジタル」と「リアル」の融合。
それを「デジタリアル(DigitaReal)」と称して、各種遊具を設置しています。

ハーフパイプ トーキョーはスノーボード ハーフパイプをモチーフにした、ダンスゲームです。
開業以来の人気アトラクションとのことです。

オイオイ!!スキー場じゃ無い!!m9( ゚д゚)
どこがスノースポーツ関連施設なんだ!!m9( ゚д゚)
ええ…ええ…ゲーセンですね……
身体的に滑走してる訳でもない……

まぁ、おおらかな心で、ハーフパイプのイメトレ施設という解釈で、どう?
立ち姿勢で壁面に垂直の感覚を、安全に体感出来るのは、アリでしょ!!( ^_^)人(^_^ )

さて、東京ジョイポリス ハーフパイプ トーキョー、如何でしょう。
東京ジョイポリスは総面積約9,600㎡です。

ジョイポリス関係者さんに提案です。
「デジタル」と「リアル」の融合を目指すなら、更にリアル寄りにして、ザウスのように実際に
滑走する屋内ゲレンデを作っちゃって下さい!!

プロジェクション・マッピングで、並走する滑走者を投影して、スキークロスなんてどう?!
まさに「デジタル」と「リアル」の融合!!凄く楽しそう!!ヽ( =´▽`=)ノ

全景:東京ジョイポリス ハーフパイプ トーキョー

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2015年9月9日水曜日

湘南ブラッシュ?・日本国神奈川県

今回取り上げるスキー場は、湘南ブラッシュ?です。
オフシーズンのエアーやジブのトレーニング施設です。

日本国神奈川県平塚市南金目に位置します。
所在地が絶妙ですね。
夏の横乗りスポーツ・サーフィンのメッカ湘南に、冬の横乗りスポーツのスノーボード関係の
施設が在るのですから。( ^_^)人(^_^ )
サーフィンとスノーボードを両方やる、本気の猛者には、最高の環境です!!ヽ( =´▽`=)ノ

滑走性能が高く、クッション性も有り転倒時にも痛くない人工ブラシだそうです。

滑走動画を観ると、ビッグキッカーは、なかなかの迫力ですね。
着地の安全性を確保するバグマットも、しっかりした作りと大きさで、安心感が有ります。

でも、バグを空気で膨らます動力の音が大きくて、近隣から苦情が来ないかな……
営業時間も夜遅くまでなので……
ちょっと心配になってしまいます。

まぁ、現地を知らない私の杞憂なので、実際は大丈夫なのでしょう。

さて、湘南ブラッシュ?、如何でしょう。
面積は、約1200㎡です。
この面積の数値は、滑走やジャンプの為の敷地部分です。駐車場等は除いてます。
Google Earthの物差し機能を使って、独自に推定したので、あくまで目安です。

バグジャンプ大キッカーは、アプローチ長約25m、高低差約8m、飛距離約4~7mです。
ジブエリアには、ボックス、塩ビ管、ダブルキンクバンク、ウォール、スラックラインが
あります。その他にも、スケートランプがあります。

オーナー会社の社名は、私の調べ方が悪いのか、よく分かりません。
運営会社は、スノーボードのプロショップSPINYのようです。
SPINYの社長の夢に、近所の物流会社社長が共感して、設立した施設です。

まぁ、施設名称に「?」が付いてるくらいですから、細かい事は気にしない!!

2015年9月12日、「SUMMER STOKEN 2015」という、イベントが開催されるそうです。
過ぎ行く夏を惜しむ感じのイベントですね。
今年2015年夏は、8月前半の酷暑が嘘のように、8月後半以降、夏の気配が薄れましたから。
ソレはソレで、楽しい催しになりそうです!!

都度、イベントを企画するのは、常連へのサービスとしても良いと思います。
非常連は、ちょっとイベントの雰囲気に乗れなかったりしがちですが、ソレはソレ。
思い切って、乗っちゃうしかない!!祭りだワッショイ!!
ノリの悪い、私が言うのもなんですが……

全景:湘南ブラッシュ?

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2015年8月8日土曜日

神鍋高原万場スキー場・日本国兵庫県

今回取り上げるスキー場は、神鍋高原万場スキー場です。
日本国兵庫県豊岡市に位置します。
オーナーは株式会社万場です。

大阪に住んでいた頃、兵庫方面によく行く事が、数シーズンありました。
ですが、ハチ北高原に殆ど行っていました。コブ斜面目当てです。

神鍋高原へ行った記憶があるのは、朧気に1回のみ。
で、その多分唯一行ったのが、ひょっとして此処かな?と、記憶を辿ると………
ゲレンデから結構離れた有料駐車場に停めさせられたのを、思い出しました。
駐車位置の目の前には体育館がありました。
で、ネットで調べると、それが奥神鍋体育館だと分かりました。
ゲレンデ迄、結構歩かされた。

とすると、その時私の行ったのは、奥神鍋スキー場という事になります。
な~~んだ、万場スキー場と違ったか!!
その時のゲレンデ滑走の印象を思い出したのに、残念………

もっとも訪問当時、万場スキー場と奥神鍋スキー場が既に接続していたならば、その私の
記憶が万場スキー場のゲレンデのものである可能性も有るのですが……
いやいや、そんな広範囲に滑った記憶は皆無……
なので、やはり万場スキー場を、私は未滑走だと思われる……

つまり、私が万場について書ける経験談は、無い……
じゃ、何故今この万場スキー場を取り上げたのかと言うと……
株式会社マックアースが、2015-16シーズンより運営するからです。

ネット掲示板を見ると、現状のゲレンデの整備が不評で、改善の期待が語られていました。
昨今は天然非圧雪を売りに、敢えてゲレンデを圧雪しない例もありますが、それで良いのは
あくまでゲレンデのイチ部分であって、圧雪すべきエリアの整備を疎かにしてはいけません。

もしコスト理由で、圧雪車稼働率を低く制限していたのならば、あるいは、マックアースの
運営資金力で、ゲレンデ整備が改善されるかもしれませんね。

とは言っても、マックアースとて、ゲレンデ整備に潤沢にコストを回せるとも思えません。
仮にコストが掛けられないとしても、整備ノウハウでカバーして欲しいものです。
今や日本国内最大の運営スキー場数を誇る、マックアースなのですから。
圧雪は、個々人の職人的なテクニックに頼る部分が多い……
門外漢の勝手な想像ですが、なんか、そんな気がします。
まぁ、圧雪スタッフの技量向上で、劇的に改善するものか、分かりませんが……

さて、神鍋高原万場スキー場、如何でしょう。
標高差約460m、最長滑走距離約2.1km、コース面積約18.3haです。

実質、万場スキー場は、奥神鍋と一体のスキー場です。
ちなみに、2つ合わせたコース面積は、約61.3haです。

今回のマックアースの運営受託は、神鍋高原の各レジャー施設を一体運営する効率化と
誘客の相乗効果を目指す、戦略的な経営施策です。
神戸新聞NEXTの記事を一部紹介します。

<引用開始>
スキー場運営のマックアース(兵庫県養父市)は31日、豊岡市のゴルフ場「神鍋高原カントリークラブ」を
運営する神鍋高原開発(豊岡市)を傘下に収める方針を明らかにした。8月1日付で全株式を
取得する。今後、近くのスキー場とも賃借契約を結ぶ方針で、神鍋高原のレジャー関連施設の
一体運営を目指す。 神鍋高原開発は全但バス(養父市)の子会社。マックアースは、地元の個人
や企業などの保有株を含め全株式を取得する。金額は非公表。従業員二十数人はそのまま雇用
する。 神鍋高原カントリークラブの2014年の利用者数は約1万3千人という。黒字経営を続けていた
というが、スキー場や宿泊施設などを経営するマックアースへの事業譲渡で、経営効率が高まる
と判断した。
マックアースはすでに「神鍋温泉ブルーリッジホテル」をオリックス(東京)から取得し、6月に運営を開始。
10月にも「神鍋高原万場スキー場」を保有会社から賃借して、運営に乗り出す考えだ。
<引用終了>

北隣りの奥神鍋スキー場との提携継続は、既に公式に発表されています。
ゲレンデの接続は当然変わらず、それぞれのシーズン券所有者は、都度2000円を払えば
万場・奥神鍋の全エリアを滑走可能です。

さらに奥神鍋のシーズン券で、マックアースグループどこのスキー場でも2000円で滑られる。
これは、奥神鍋スキー場に極めて有利な提携です。
マックアースが提携相手に、大盤振る舞いしているようにも見えます。

で、思い出すのは、南隣の閉鎖した名色高原スキー場………
名色復活で、3つのスキー場の接続を期待しちゃいますね!!ヽ( =´▽`=)ノ
3つ合わせたコース面積は不明ですが、ゲレンデ復活のみならず、接続コースの新設を考慮
すると、100haに迫る規模のスキー場になりそうです。( ^_^)人(^_^ )

はいはい、私の白昼夢ですよ~~~~(´・ω・`)
そりゃ~、名色のリフト設備は既に撤去済みだそうですものね~~~
これだけ連日蒸し暑いと、白昼夢くらい見るっちゅ~~~ねん!!ヽ(*`Д´)ノ
ι(´Д`υ)あ~~~~~暑い~~~~~雪が恋しい~~~~~

豊岡市は、フェーン現象で酷暑のイメージが、私にはあるのですが、高原なら涼しいのかな?
でも、万場スキー場のベース標高は350m程度なんですよね……
なので、夏の避暑地としての価値は、疑問です……(´・ω・`)

ですが、冬は話が違います。
神鍋高原のスキーリゾートとしての価値は、高い筈です。
私の神鍋高原訪問時の記憶の1つは、大雪に埋もれる山里の風景なのですから。
関西だって、雪、降る時はドッサリ降るんです。ヽ( =´▽`=)ノ

北近畿豊岡自動車道の日高ICが2016年度に開通予定です。
これにより、神鍋高原にとって、集客に有利なインフラが整います。
奥美濃の高鷲のように、神鍋高原は大化けするかも。お気楽な日帰りリゾートとして。

全景:神鍋高原万場スキー場

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2015年7月22日水曜日

田牛サンドスキー場・日本国静岡県

今回取り上げるスキー場は、田牛サンドスキー場です。
日本国静岡県下田市田牛に位置します。
オーナーは下田市、田牛観光協会にて運営しています。

運営と言っても。観光案内程度でしょうか。
ソリは近くの民宿や観光協会にて有料で貸出しているようです。駐車場は無料。
砂の粒子が細かく、ダンボールをソリ代わりにしても埋まってしまうそうです。

滑走者は目に砂が入らないように保護する必要があるとのこと。
海からの強風が、滑落した砂を都度斜面の上方に、自然に吹き上げるからです。
この海風のお陰で、人手によるメンテナンスは不要です!!
天然のゲレンデ整備という訳ですね。
パウダーサンドですな。

さて、田牛サンドスキー場、如何でしょう。
最長滑走距離約30m、コース幅約60m、コース面積約1800㎡です。

スペックは、Google Earthの物差し機能を使って、独自に推定しました。
ネットで検索して見付かる情報より、実際は少し狭そうです。

斜度約30と急ですが、滑走動画を観ると、それ程スピードは出て無いように見えます。
パウダーサンドと言っても、湿気や波飛沫や雨で斜面が湿ってしまうと、途端に滑走性が
悪くなるのかもしれません。
片栗粉に水を垂らすと、途端にダマになるが如く。

でも、まぁ、海に向かっての滑走が爽快なのは、間違いないでしょう!ヽ( =´▽`=)ノ

尚、”田牛”と書いて”とうじ”と読みます。地名の読みは難解ですね。
”冬至”と同じ読みだと憶えましょう。
夏も滑って鍛錬する者の努力の成果は、冬に至る!!
真夏も滑走可能なスキー場に相応しい、読みですね!!( ^_^)人(^_^ )

全景:田牛サンドスキー場

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2015年7月15日水曜日

あんずの丘人工芝すべり・日本国熊本県

今回取り上げるスキー場は、あんずの丘人工芝すべりです。
日本国熊本県山鹿市菊鹿に位置します。
オーナーは山鹿市で、指定管理者として(株)花富亭に運営を委託しています。

人工芝すべりは、あんずの丘ふれあい広場の一角に設置された斜面です。
施設管理者自身も、別にスキー場だとは思っていないでしょう。
そもそも、スキーではなくソリでの滑走を、想定していると思います。
この斜面を人工芝スキー場と定義するのは、ちょっと無謀かな??

それでも、私は強弁します!!立派な芝スキー場だと!!
肝心のゲレンデは、実に綺麗に整備されています。
斜度も結構急で、滑走動画を観ると、かなりスピードが出ています。

登坂の為の専用階段が、コース脇に設置されているようです。
登坂者と滑走者が同じ斜面に混在しないので、安全ですね。

さて、あんずの丘人工芝すべり、如何でしょう。
最長滑走距離約24m、コース幅約15m、コース面積約360㎡です。

スペックは、Google Earthの物差し機能を使って、独自に推定しました。

ゆるキャラのくまモン、ここで滑るのが恒例行事のようですね。
くまモン、子供達に大人気!転けるのまで込で、お約束のようです!ヽ( =´▽`=)ノ

全景:あんずの丘人工芝すべり

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2015年7月9日木曜日

基山草スキー場・日本国佐賀県

今回取り上げるスキー場は、基山草スキー場です。
日本国佐賀県三養基郡基山町に位置します。
オーナーは基山町、基山町社会福祉協議会が運営しています。

山頂から、博多湾や有明海、雲仙普賢岳まで見渡せるそうです。
基山町社会福祉協議会が木製ソリを1台300円にて貸出しています。

さて、基山草スキー場、如何でしょう。
最長滑走距離約250mです。

スペックは、Google Earthの物差し機能を使って、独自に推定しました。
ネットで見付けた動画を観た印象では、実際滑走に適した部分は120m程かな?

球技禁止の公園の是非とか、たまに世間で話題になりますよね。
最近は、ドローンの是非とか。

で、基山草スキー場は、市販のプラスチックスキーは使用不可です。
天然の草を保護する為の禁止措置です。
でも、ソリよりもスキーの方が環境破壊力ある?同じでしょ?(´・ω・`)

プラスチックスキー禁止でも、自称スキー場!
これじゃ、実態は”ソリ場”です!!m9( ゚д゚)
スキーヤーにも開放して、堂々と”スキー場”を名乗りましょうよ!ヽ( =´▽`=)ノ


追記します。などと書いてたら、草スキー大会を開くそうです。
佐賀新聞の記事を一部引用します。

<引用開始>
ことしは基山に基肄(椽)城が造られてから1350年の節目で、町はさまざまな記念行事を企画。
山頂西側に広がるなだらかなスロープは、絶好の草スキー場として親しまれており、「草守基肄
(くさすきい)大会」と銘打って大会を開くことにした。
当日は午前9時スタート。就学前の園児や小学生による個人戦のほか、園児・小学生3人と
保護者3人がリレーする団体戦を行う。レースで使う木製スキーは町で用意する。
<引用終了>

木製スキーですか!!プラスチック製じゃ無く、木製なら草を傷付けないって事??
古スキー板の転用じゃ無く、オリジナルの板??
まぁ兎に角、折角のスキー滑走の機会です。
怪我なく、無茶せず、楽しんで~~~ヽ( =´▽`=)ノ

全景:基山草スキー場

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2015年6月27日土曜日

龍坪リゾート・韓国江原道

今回取り上げるスキー場は、龍坪リゾートです。
英語名はYongpyong Resortです。
ドラゴンバレーリゾート(Dragon Valley Resort)という、別称もあります。

大韓民国江原道に位置します。
ソウルから約215kmなので、高速道路で2時間半程ですね。
直行バスが運行されています。

龍坪リゾートは、1973年4月6日創立の複合娯楽施設です。
ホテル、コンドミニアム、プール、サウナ、ゴルフ場、サバイバルゲーム場、アーチェリー場
ゲートボール場、クロケット場、テニス場、キャンプ場、観覧車、ジェットコースター……
何でも有りですね。

この年中無休の龍坪リゾートにおいて、スキー場は冬の中核アトラクションという訳です。
ちなみに、スキー場施設の営業開始は、1975年12月です。
韓国で最初に開業したスキー場です。
規模も韓国最大とのことです。

オーナーは、統一教会です。
う~~~ん、戸惑いますね。(´・ω・`)
開発開業したのは、別のリゾート会社のようです。
ですが、経営不振により、統一教会に売却されました。

統一教会買収直後、不振だった龍坪リゾートの集客が激増しました。
韓流ドラマ『冬のソナタ』の大ヒットです。
このドラマのロケ地として、龍坪リゾートは、一躍有名になりました。
ドラマの見せ場に、このスキー場が登場する効果で、観光客が大勢来たそうです。

ドラマを観る習慣のない私でさえ、聞き覚えがある程、かつて日本でも流行りました。
スキーの滑走シーンは有るのかな?
ドラマに興味は無いのですが、そこは、ちょっと気になります。

メディアと宗教が結託した時の、大衆扇動の能力は、凄まじく高いですね。
メディアも、教団も、さぞや金銭的に潤った事でしょう。
この教団のリゾート関連収益って、韓国国内の税法上、どういう扱いなのでしょうね?
まさか、宗教枠で非課税??(((;゚д゚)))
(´・ω・`)明らかに営利事業なので、流石にそれは無いですよね?……

リゾート事業を宗教団体がする事に関して、強い違和感が、私には有ります。
信仰ってストイックな活動なのに、娯楽業を営んじゃって良いの??!!m9( ゚д゚)
労働と修行の区別が曖昧になるのも、大問題です。
労働者と信者の境界線を、ちゃんと引いてるの??!!m9( ゚д゚)

さて、肝心のスキー場自体に、話題を変えましょう。
2018年開催予定の平昌冬季五輪のアルペンスキー大回転・回転競技の会場です。
1998年W杯アルペンスキー大会、1999年江原冬季アジア競技大会、2007年
Interski Congressの開催実績があります。

国際スキー連盟(FIS)が認定したレインボーレッド、シルバー、ゴールドの3コースを
備えます。初級~中級者の非公認も含め、全31コース有るとのこと。
ほぼ全面北斜面なのは、雪質的に有利だと思います。

年平均積雪量250cm、冬季平均気温-6℃。
例年、11月中旬から翌4月初旬まで滑走可能とのこと。
韓国のスキー場としては、冬季営業期間が長いのが特長だそうです。

観光振興側の発信する情報は、所詮宣伝なので、鵜呑みにしないほうが良いでしょう。
実際は、雪不足の懸念があるようです。
日本人の現地レポのブログを読むと、人工雪無しでは成り立たない気候のようです。
日本海で”雪の素”の水蒸気をタップリ補給した寒気に恵まれる、日本のスキー場群とは
やはり事情が異なります。

その現地レポのブログによれば、雪面は硬いが、アイスバーンとは異なる雪質とのこと。
一旦融雪した後に凍結したガチガチの氷とは違うので、日本人の想像するアイスバーン程
悪い雪面では無いのだとか。
そんな雪質故に、コブ斜面は生成されにくいと、そのブログ著者は分析しています。
整地高速滑走志向なら案外良いゲレンデかも、との評価が興味深いです。
詳細は、当該ブログ記事をご一読ください。

この現地レポを読んで、敢えて私なりにスキー場として良い点を探してみます。
コブ斜面が無いのは、私には悪印象ですが、ボーダーには良いと思います。
コブが嫌いなスノーボーダーは、多いようですから。
それと、気温と湿度が低いので、高温降雨による融雪は、ほぼ無いと思われます。
スノーパークのアイテムの管理もし易いでしょう。
吹雪や豪雪に見舞われる可能性も低く、その面では、来場客も快適と言えます。
競技会場としても、これらの面では、優れていると言えなくもありません。
悪天候でスケジュールが左右される雪山競技の開催には、興行的に有利です。
まぁ、要は、”人口降雪機”さえ機能すれば、スキー場として良い側面もある訳です。

さて、龍坪リゾート、如何でしょう。
スキー場は、総滑走距離約29km、標高差約758m、最長滑走距離約5.6kmです。

25kmの圧雪整備斜面と、テレインパークが有ります。
ハーフパイプは2つ有ります。クロスカントリーコースの総滑走距離は、約15kmです。
長さ3.7kmの8人乗りゴンドラ1基と、13基のチェアリフトを備えています。
ナイター照明設備も有ります。

スキー場スペックは、公式HPと、ネット上に散らばる情報を整理しました。
スペックについては、錯綜した情報が、ネット上に散乱しています……(´・ω・`)
五輪開催に向け、コース拡張が継続されてるので、最新のデータの確認が都度必要です。
何が正しい情報か、収集力と判断力が、ネットを利用する個々人に問われます。
標高差258mとか??、全18コースとか??……明らかに古い間違ったデータです。
この様な事実に反する情報を前提に、龍坪リゾートを揶揄しても、的外れです。

日本国と何かにつけ、国益が対立する韓国。
日本遺産のユネスコ世界遺産登録でも、韓国から横槍が入りましたね。

そんな日韓両国、国交正常化50周年だそうです。
正常化ね~~~……正常って、何?(´・ω・`)
(´・ω・`)法律で親日罪がある国……
どうせ、彼の国の"日本叩き"は、今後も止まないでしょう……国是ですから。

龍坪リゾートや、平昌冬季五輪や、日韓関係に関して、ネットで情報を検索すると……
個人の発信する、ブログや掲示板の書き込みは、相手国への口撃に溢れてますね。
その苛立つ気持ちは、私にも分かります。

当初このブログ記事も揶揄調で毒を吐きつつ書き進めたのですが、世間のブログや
ネット掲示板やSNSでも揶揄一色なので、ちょっと自身の論調を軌道修正しました。
基本私は、大勢の論調からは一歩引く、天邪鬼な気質なのです。
揶揄でなく、論理的な批判であるように、心掛ける必要もありますからね。
自省を込めて、そう思います。

な~~んて沈着冷静を装っても、新たに日韓関係に波風立てば、平気で当ブログで
韓国を嘲笑する記述を追加するかもしれませんが。
公平中立をマスコミ様のように装い続ける義理は、私には有りませんので。
自国寄りの論調に偏るのは、ある程度ならば妥当だと、私は思っています。

「平昌冬季五輪に協力すべきじゃ無い!」というのが私の意見ですが、かと言って……
「平昌冬季五輪は失敗しろ!」と、呪う気はありません。
冬季競技は、会場設営の不備が死亡事故に即つながるので、選手の安全が心配です。

結論としては「無理矢理に”友好も対立も”する必要無い」って事です。(。・ω・)ノ゙


……と書いて間もないのですが、韓国は波風立てたいようですね。追記します。
日韓外相会談での協力合意を反故にして、日本が推薦した産業革命遺産の審査登録が
韓国の強硬姿勢により、世界遺産委員会で持ち越されたようです。(´・ω・`)
さて、最終的にどうなるか……

で、結局は一応、ユネスコ世界遺産として日本の近代産業遺産が登録されました。
ですが、喜んでもいられません。
韓国側が今後も、強制労働の負の遺産として、喧伝するのは必至でしょう。
とてもとても、後味悪いです。


さてさて~少し追記します。
龍坪リゾートは、2016-17季の営業を、11月4日に開始しました。
ちなみに、2015-16季の営業開始は、11月27日だったそうです。
日本でもこの時期に営業開始出来るのは、限られた少数のスキー場だけですから
それなりに造雪能力を有するスキー場だと、評価すべきでしょう。

全景:龍坪リゾート

拡大 斜面 公式 天気

公式:The PyeongChang 2018 Olympic and Paralympic Winter Games [KOC]
公式:PyeongChang 2018 Olympics [IOC]

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2015年6月14日日曜日

密苑雲頂楽園・中華人民共和国河北省

今回取り上げるスキー場は、密苑雲頂楽園です。
簡体字表記は密苑云顶乐园、英語表記はGenting Resort Secret Gardenです。
中華人民共和国河北省張家口市崇礼県に位置します。

北京から張家口市迄は、高速鉄道で結ぶ計画で、所要時間は約50分です。
ちなみに、北京から張家口市迄は約180km、高速道路で2時間程だそうです。
其処から下道で約50kmなので、更に1時間ちょっと掛かる行程だと思われます。

オーナーはGenting and VXL Groupです。
マレーシア資本の、ゲンティン・グループ(Genting Group)と中国企業の合弁です。
カジノと遊園地を有するマレーシア最大の高原リゾート、ゲンティンハイランドを経営する
ゲンティン社が中核企業です。創業者の氏名は林梧桐なので、華僑なのでしょうね。

ゴルフ場、ホテル、別荘等を併設する巨大リゾート開発プロジェクトの主要施設の中核が
密苑雲頂楽園スキー場なのです。2015年現在も進行中のプロジェクトです。
規模と投下資金において、中国屈指のリゾート開発案件です。
河北省の経済開発再編五カ年計画に指定されています。

この密苑雲頂楽園と、白馬八方尾根スキー場との業務提携が、報じられました。
このスキー場に、私が興味を持ったキッカケです。
信濃毎日新聞の記事を一部紹介します。

<引用開始>
北安曇郡白馬村の白馬八方尾根スキー場でリフトを運営する八方尾根開発(白馬村)と
白馬観光開発(同)の2社は6日、中国・河北省張家口市にあるスキー場「密苑雲頂楽園」の
運営会社と友好交流・業務提携を結んだ。互いに宣伝して国際的な知名度を高め、ともに外国
からの誘客強化につなげる。
八方尾根開発の倉田保緒(やすお)社長、白馬観光開発の高梨光(ひかる)社長と密苑雲頂楽園
(張家口市)の林致華オーナーらが出席し、白馬村内のホテルで調印式があった。互いに社員の
業務研修や訪問交流に協力することなども盛り込んだ調印書に署名した。
張家口市は隣接する北京市と共催で2022年冬季五輪の招致活動をしており、密苑雲頂楽園は
スキー競技会場の候補地。1998年長野五輪のアルペン会場だった白馬八方尾根スキー場から
開催地の課題や成果を学ぶ狙いもあり、密苑雲頂楽園側から提携を打診した。
2月には下高井郡山ノ内町志賀高原のリフト会社とも提携している。
<引用終了>

記事にもありますが、志賀高原スキー場の索道会社2社とも提携しています。
更に、信濃毎日新聞の記事を紹介しましょう。

<引用開始>
山ノ内町志賀高原のリフト会社、志賀高原リゾート開発と横手山リフトは28日、中国河北省
張家口市でスキー場を運営する「密苑雲頂楽園」と友好交流・業務提携を結んだ。双方の
役職員らが訪問し合って交流したり、互いのスキー場をPRしたりする。
<引用終了>

提携先は、日本だけではありません。スイス企業LAAX, the Weisse Arena Gruppeとも提携
しています。

ネットでちょっと調べると、中国の他のスキー場運営会社も、この様な攻めの経営姿勢が
目立ちます。中国企業の勢いを再認識させられます。

業務提携は、まぁ、結構です。
私が日本企業に期待するのは、業務提携の利益をしっかり得る強かさです。

多額の金銭が絡む資本提携や商取引の場合は、一層厳しく検証すべきです。
財務諸表が信用出来ない体質の中国企業が、非常に多い。
まぁ、東芝の不適切会計処理の件があるので、日本も偉そうに出来ませんが……

中国ビジネスで痛い目に遭った日本企業は、非常に多い。これに異論は無いでしょう。
「反日運動が公に認められている国を相手にビジネスをする」というのは、「日本人に酷い
ことをしても、無問題と思ってる人とビジネスをする」という、危険性が高いという事です。
危機感が無い日本企業が騙されても、同情は出来ません。

それにしても、2022年冬季五輪の招致に向け、怒涛の投資、開発、提携ですね。
しかしながら、2018年平昌冬季五輪の直ぐ後に、同じアジアの中国で連続開催??
いくら冬季五輪の人気が夏季五輪に劣るとは言え、そんな可能性あるのでしょうか?
サッカーのFIFAが、招致絡みの汚職で混乱してますが……
国際オリンピック委員会は大丈夫?

ソチ冬季五輪の女子モーグルの結果に納得していない私は……
オリンピック委員会や競技団体に対し、疑念を抱いているので……
不正は、するなよ!!スポーツを、汚すなよ!!m9( ゚д゚)
……という気分です。
私の邪推、あらぬ疑いであって欲しいものです。

さて、密苑雲頂楽園、如何でしょう。
スキー場は、総滑走距離約70km、標高差約375m、面積約250haです。

このスペックは、計画完成時の数値です。
Google Earthで立体的に表示して観察すると、このスペック程の山容には見えません。
尾根から分岐するコースを増やして、規模を稼ぐって事なのでしょう。
斜度が足りないコース設計かな~というのが、私の印象です。

滑走動画を観た印象では、ゲレンデは圧雪整備され、快適そうです。
人工ウェーブのコースも映ってます。良いんじゃないですか。
コブ斜面も映ってますが、これは申し訳程度。一応ありますって感じ。期待薄です。
風景の感じで、降雪はそんなに多くなさそう。斜度はたいして無さそう。
滑走距離がそこそこあるので、中級者が楽しむには十分。
上級者には、コースが単調で物足りないかも。

万龍滑雪場と山頂部で隣接しています。
北西斜面の万龍滑雪場に比べ、南東斜面の密苑雲頂楽園の方が、雪質的には不利かも。

もしこの2つのスキー場が公式に接続していて、実質1つのスキー場として滑走可能ならば
大規模なスキーリゾートだと評価出来ます。
ですが営業的に提携しておらず、共通リフト券がありません。

現地のコース管理状況は不明ですが、日本人旅行者の「その気になれば、行き来できる
らしいと聞いた」との口コミ情報があります。
日本企業と提携するのも良いが、隣の万龍滑雪場と提携するほうが、確実に魅力が増す
と思うのですが……

( ̄□ ̄;)ちなみに、そのHPには、文法的に破綻した日本語の口コミが載ってます……
お前、絶対、日本人じゃ無いよな!!な!!m9( ゚д゚)
┓(;´_`)┏まぁ、ステルス・マーケティングする、中国企業の商魂逞しさに脱帽です……

スキー場産業興隆期の中国。
膨らんだ経済が破裂する不安もあります。
それでも、今後も、日本のスキー場と中国企業の提携のニュースは続くと思います。
呉越同舟の例えもあります。
繰り返しになりますが、日本のスキー関連企業よ、どうか強かに!!

全景:密苑雲頂楽園

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2015年6月6日土曜日

かぐらスキー場・日本国新潟県

今回取り上げるスキー場は、かぐらスキー場です。
オーナーは西武グループの(株)プリンスホテルです。
プリンス・スノー・リゾートの通称で御馴染みです。

かぐら、みつまた、田代の3つのエリアで構成されます。
田代は、木立や田代湖の景観をマッタリ楽しむ、リゾート感溢れる緩斜面エリア。
みつまたは、Mitsumata COLLC PARK、ちびっこ広場等のアスレチック的エリア。
かぐらは、整備圧雪斜面と、良質な新雪非圧雪斜面を楽しめる、メインエリア。
11月下旬の初滑りから5月下旬の春スキーまで、長期間滑走可能なのも、かぐらエリア
の特徴です。
シーズン末期は、他のスキー場の営業終了を横目に、春スキーの聖地と化します。

恒例の4月末~GW頃の白馬春スキーで、私はシーズン納めを迎えるのですが……
友人はその後も、かぐらスキー場の雪上で、例年ず~~っと……
(((;゚д゚))) 滑ってる……
良いな~~~羨ましいな~~~(´・ω・`)

2014-15シーズンの最終営業の数日前に来た、友人のメールを引用します。

<引用開始>
今年は、私がかぐらに行きだしてから、最も融雪が進んだ年でした。
今までメインゲレンデは最後まで大丈夫だったけど、前回行ったときも
午後にはうっすら地肌がにじみ出ているところもチラホラとあり。
前途多難ではありますが、行くもん。雨が降っても滑るもん。飛ぶもん。
<引用終了>

2014-15シーズンの春は、例年と違い、厳しいコンディションだったようです。
菜種梅雨等の影響で、チャオ御岳スノーリゾートは、春営業を途中で断念しました。
まぁ、営業出来ただけでも、かぐらスキー場はスゴイですわな。(´・ω・`)

で、長期営業の王者かぐらスキー場は、その王座を更に盤石にしようとしています。
なんと、プラスノー導入による通年営業です。
マイライフニュースの記事を一部紹介します。

<引用開始>
プリンスホテルは、かぐらスキー場(所在地:新潟県南魚沼郡湯沢町三俣)の
「みつまたエリア」のバリューアップをおこない、来シーズンに当たる2015年~
2016年シーズンから、オールシーズンリゾートとして営業を開始する。
<中略>
今回の再整備では、みつまたロープウェー山頂駅からかぐらゴンドラ山麓駅までの
「ファミリーコース」から「ゴンドラライン」の区間にスノーマットを設置し、
スキーシーズンの滑走エリアの拡大をおこなうとともに、7月~10月は「ファミリー
コース」をサマーゲレンデとして営業し、オールシーズンで楽しめる施設とする。
また、あわせて新レストランとスクール受付棟も今年11月にオープンする。
これまでかぐらスキー場では、山小屋「和田小屋」のリニューアルや「みつまた
エリア」のゲレンデ前広場の整備など、段階的なバリューアップ投資を実施してきた
が、今回のスノーマット新設によって一連の整備が完了し、来シーズンからオール
シーズンリゾートとして、生まれ変わる。
<引用終了>

ガーラ湯沢より長期間、ほぼ通年で、滑走スポーツを営業するスキー場となります。
もはや、「ウィンタースポーツ」「スノースポーツ」と表現するのも躊躇しますね。
季節に関係なく、山岳系滑走スポーツを一言で表現する単語って、有るのかな?

兎に角、そんな充実したスキー場に、首都圏から日帰りで行ける国、日本。
これって、かなり凄い!!ヽ(*´∀`*)ノ

さて、かぐらスキー場、如何でしょう。
標高差約1225m、最長滑走距離約6km、コース面積約200haです。

実質、かぐらスキー場は、苗場と一体のスキー場です。
ゴンドラ片道20分の行き来はちょっと躊躇するでしょうが……
ちなみに、2つ合わせたコース面積は、実に約396ha!!巨大スキー場です!!

『志賀高原』の総面積約425haに及びませんが、”単独スキー場日本最大面積”と
自称する『山形蔵王温泉』の総面積約305haよりは広い!!
計算上は、そうなります。
尚、『山形蔵王温泉』は複数の索道会社で運営されています。

複数の索道会社、且つバスでのみ接続してる区間が有る『志賀高原』とは異なり
単独索道会社でゴンドラ接続の『かぐら苗場』ならば、”単独スキー場”の定義に合致
すると解釈出来そうです。統一名称さえ名乗れば……

『かぐら苗場』って、都市銀行合併時の名称みたいで、ちょっと不格好かな?
いっそ、『神楽苗場』にすれば良いのに。
漢字の方が、集客ターゲットの中国や台湾の客にも、ウケが良い。
「お客様は神様です!」「その神様が楽しくて大満足!!」
……なんてね(´・ω・`)

(´・ω・`)う~ん、素朴な疑問……何故統一名称を名乗らないのかな?
『山形蔵王温泉』に喧嘩を売りたくない?西武って、そういう社風だっけ?
税法上、単一だと不利とか?単なる統一名称だとしたら無問題じゃ?
「下手の考え休むに似たり」と笑われそう……
(´・ω・`) なので、この話題、止めます……

さてさて……
ハイシーズン、コブやパーク好きが、わざわざ行くゲレンデとは違う。
そんな評判を聞くので、私の志向とは若干ズレる、スキー場なのかもしれません。
ですが、広大な規模、それだけで、行ってみたいリストの上位に挙がります。

東京在住時に、何故行かなかったんだ!!俺のバカ!!ヽ(*`Д´)ノ
ι(´Д`υ)当時は、忙しかったからな……
ι(´Д`υ)当時は、車を所有して無かったからな……
ι(´Д`υ)当時は、個人的なスキー熱が、冷めてたからな……

パウダー志向の人には、ドンピシャのスキー場のようです。
標高1845mのゲレンデ上部は、豊富で上質のパウダースノーを楽しめるそうです。

魅力は、スキー場内の非圧雪滑走のみではありません。
むしろ、バックカントリーやサイドカントリーのメッカとなっています。
某スキー場情報サイト掲載の、2014-15シーズン、かぐらスキー場宣伝文句を引用
します。

<引用開始>
パウダーファン、バックカントリー、山スキー愛好家に人気の「かぐら第5ロマンス
リフト」を昨シーズンより10週早めて1月1日より運行を開始いたします。
<引用終了>

つまり、スキー場経営会社も、バックカントリーやサイドカントリーへのアクセス
目的でのリフト利用を、積極的に謳っていたという事です。
で、世間の顰蹙を買った、遭難騒動の発生……です。
スポーツニッポンの記事を一部紹介します。

<引用開始>
かぐらスキー場ではコース外での遭難者が後を絶たず、警察は「登山届の提出と
雪山装備を徹底してもらいたい」と訴えている。
同スキー場によると、周辺は県内で有名なバックカントリーのスポット。スキーや
スノーボードの上級者らに人気があり、3人が遭難した今月2日は、来場者約2000人
のうち約30人が楽しんでいたという。
一方、県警によると昨年、同スキー場のコース外では5件6人の遭難があり、2人が
死亡した。
同スキー場は今シーズンから、遭難をいち早く把握するため登山届の提出用ポスト
を増設。
コース外へのゲートに係員を置き、提出の有無の確認を始めた。技術や経験を聞き
取り、装備も確認している。ただ、関係者によると、登山届提出に強制力はなく、
技術や経験も自己申告。取り組みがどこまで実効性を持つか疑問という。
<引用終了>

遭難時に動員される人員のリスクとコストを考えれば、批判は当然でしょう。
ですが、バックカントリーやサイドカントリーも、スノースポーツ文化の貴重な
側面であるのも事実です。

スノースポーツに無関心な人々の批判を無視すれば、折角日本で芽吹き始めた
この文化が潰れてしまいます。
その場合、それはスノースポーツ非愛好者に「潰された」のでは無く、本質的には
スノースポーツ愛好者自身が「潰した」のだと思います。

バックカントリー志向は無く、サイドカントリーならちょっと楽しみたい……
そんな私。
この分野の今後の動向、世間の理解を得られるか否かについて、大いに関心が
あります。

全景:かぐらスキー場

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2015年5月16日土曜日

Mt.高鷲 高鷲スノーパーク・日本国岐阜県

今回取り上げるスキー場は、Mt.高鷲 高鷲スノーパークです。
日本国岐阜県郡上市に位置します。マックアースがオーナーです。

Mt.高鷲 ダイナランドとも接続する巨大スキー場です。この規模のスキー場が、関西・中京
の都市部から日帰りで行ける事は、非常にありがたいです。

余談ですが、昔は奥美濃では民宿やホテルに、泊まっていました。
が、昨今は連日滑走の場合も、私は車泊です。
宿泊業的には、地域が高速やコンビニや日帰り温泉で便利になるのも、考えものですね。

で話を戻します。
関西・中京の市民にとって、貴重なスキー場であることに異論ないです。
ですが、個人的には、イマイチな印象のスキー場、だったりします。(´・ω・`)

開業当時、早々大きな期待と伴に、私は訪問しました。
その余りにも大きな期待故に、「ん?」「あれ?」と思った事が……

人、多すぎ!~~~特にリフト乗降付近とセンターハウスの混雑は、ストレス……(((;゚д゚)))
人、ヤンチャすぎ!~~~ここは元気でテンション高めの人、多め……(((;゚д゚)))
駐車場、広すぎ!~~~車を荷物置き場にするには、遠すぎ……(((;゚д゚)))
ゴンドラ、寛げない!~~~立ち乗りでギュウギュウ詰めは、疲れる……(((;゚д゚)))
某コースの山麓、単なる平地!~~~全く斜度、無いんじゃ?……(((;゚д゚)))

この第一印象が、未だに私の気持ちを、暗く支配しています。(´・ω・`)
なので、以後も何度か訪問してますし、ダイナランド側からアクセスする事もありますが
あまり積極的に、行き先として選択しないスキー場です。

但し、災害級大雪時の道中の安全を重視するなら、アクセス路に急坂があるダイナランドより
高鷲スノーパークへ向かった方が、良いと思います。

さて、もう少しゲレンデの話を……

初級~中級のスノーボーダーが好む、ゲレンデ構成だと思います。
爽快に滑走できる適度な斜度と十分な距離のコースが充実しています。
眺望も向かいの鷲ヶ岳が見渡せ、気持ち良い!!

上級のスノーボーダーも満足出来ます。
開業当初から、スノーパークに力を入れ、ハーフパイプを備えています。
ソチ五輪銅メダリスト平岡卓選手の練習拠点なのですから!!
上級者も、きっと満足出来ます!!

昨今のパウダーブームに応じ、新雪滑走エリアやBCツアーを設けているのも、良いですね。
私の経験上、雪質は重い湿雪の事がほとんどですが、ドカ雪の迫力を楽しめます。

最近どうなのか知りませんが、数年前の専用モーグルコースは、好印象です。
ダイナランドより斜度があるのに、ここ高鷲スノーパークの専用モーグルコースの方が
むしろ滑り易いと思いました。
私の友人は、ここのモーグルコース責任者と当時知り合いで、整備状況を褒めてました。
滑ってみて、私も同意です。

専用モーグルコース好きとしては、高鷲スノーパークも、ダイナランドも、もう少し長い
コースで、リフトで回し易い配置だと、更に良いのですが……

さて、Mt.高鷲 高鷲スノーパーク、如何でしょう。
標高差約600m、最長滑走距離約4.8km、コース面積約100haです。

実質、高鷲スノーパークは、ダイナランドと一体のスキー場です。
統一名称「Mt.高鷲」を冠し、マックアースは、ブランド価値向上を目論んでいます。
2つ合わせたコース面積は、実に約180ha!!大規模スキー場です!!

そして、この地域としては、春営業の期間が長いスキー場でもあります。
2014-15シーズンは、12月10日から5月6日の営業でした。
社長によれば、マックアースグループとなって以来最高の来場客数だったそうです。
おめでとうございます~ヽ(*´∀`*)ノ

全景:Mt.高鷲 高鷲スノーパーク

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2015年5月6日水曜日

白馬五竜スキー場・日本国長野県

今回取り上げるスキー場は、日本国長野県の白馬五竜スキー場です。
オーナーは(株)エンレイです。

毎年、友人とともに訪問しています。
もっとも、Hakuba47のベースに駐車して、ゲレンデ上部から五竜へ滑り込むのが、私達の
定番の行動です。

スキーは、位置エネルギーを推進力にして、運動するスポーツですよね。
ですから、ここのスキー場の900m級の標高差は、滑走燃料満タンって事?!
一見すると……データ的には……ダウンヒラーに良さそう??

否!ダウンヒラー的な快感を、白馬五竜スキー場に期待するのは間違いです!!
データでは分かり辛いのですが、理由は斜面構成です。
山頂と山麓のゲレンデは緩斜面で、2つを繋ぐ山腹のコースは超急斜面コブです。
ダウンヒラー的な滑り方で、山頂から山麓へは、降りられません。

山腹は、急斜面や巨大コブを楽しめる貴重なコースですが、その気の無い人は、迂回路で
降りる単調なエリアに過ぎません。
マッタリと滑るにしても、楽しくは無い迂回コースです。
折角の標高差も台無し……

また、私のように中途半端な滑走技量の者にも、山腹の上級コースは難しいです。
闘志を燃やして挑まないと、単に疲れる難斜面って感じに、なっちゃいます。
滑りきれば、達成感は有るものの、ここを気持ちよく高速で滑れる猛者は、限られるでしょう。
猛者でない者は、心が折れないように、頑張って滑りましょう!!

2014-15シーズンも、2013-14シーズンも、山麓まで滑り降りられました。
日程4月第4週の、春スキーでの話です。

八方尾根スキー場は、成り行き任せで、山麓へのコース確保に、努力を感じません。
Hakuba47は、もともと北斜面なので、有利です。
山麓へのコース確保の為、五竜スキー場がコース整備するのは、好印象です。

さて、山腹のコースだけに焦点を当てると、敷居の高いスキー場です……
が、御安心を!!むしろ、実は敷居が低いスキー場なのです!!
バスツアーでも、人気の高いスキー場です。

24時間営業のセンターハウスは、仮眠ルームや大浴場、1日15時間営業の売店や最新の
スキー用具のレンタル店を備えます。その充実ぶりは好評です。

そして、山麓と山頂は広い緩斜面なので、このスキー場は初心者に人気なのです。
特に山麓は、中級者以上には退屈な超緩斜面ですが、初心者には安心なゲレンデです。

で、ここのスキー場の楽しさは、断然山頂のアルプス平ゲレンデでの滑走です。
程よい緩やかな斜面で、コブの無い部分は初心者でも滑走可能です。
北アルプスの山並みを一望出来て気持ち良い!ヽ(*´∀`*)ノ

私と友人は、朝一はHakuba47の整地滑走で体を解した後、五竜アルプス平でコブの
試し滑りを堪能します。
テクニカルコースのコブで、滑走動画を友人に撮ってもらうのが常なのですが……
全然上達を感じられないので、2014-15シーズンのこの斜面での撮影は止め!!
アルプス平を堪能してから、昼食を摂るのは、例年通りでした。

某スキー場で会話するようになった別の知人のエピソード。
彼は、ここ五竜アルプス平のコブが大のお気に入りなのです。
遠路はるばる白馬に来ても、彼は八方尾根に目もくれ無い。
唯ひたすら、五竜アルプス平のコブだけ滑るそうです。
う~ん、一途!ヽ(*´∀`*)ノ

さて、白馬五竜スキー場、如何でしょう。
標高差約926m、最長滑走距離約5km、コース面積約120haです。

実質、白馬五竜はHakuba47と一体のスキー場です。
ですから、2つ合わせてコース面積約152haの大規模スキー場と言って、差し支え無いです。
統一のスキー場名称を設け、ブランド価値を更に高めた方が良いと、私は思います。

余談ですが、Hakuba47のコース面積約32haは、私の印象より格段に狭い数値です。
「え!もっと広いんじゃ??何かの間違い??コース幅が狭いのかな?」って、感想です。

オーナーの(株)エンレイは、親会社の信州塩嶺高原開発(株)から、2002年に分社。
スキー場運営を専業とし、運輸業からサービス業へと、社の体質を改革しました。
成果主義人事査定と従業員持ち株制度を導入し、社員の報酬とスキー場の業績の
相関関係を強めました。

一般的なスキー場運営は索道事業であり、運輸業です。
売り上げの80~90%をリフト券等索道収入に依存します。
ですが、エンレイの収入の約40%は、索道以外の観光収入だそうです。

エンレイについての記述は、東洋経済の記事の受け売りです。
詳細は記事本文を是非ご確認下さい。一読の価値ある記事です。

ところで・・・・・・
2014-15シーズンの営業は。白馬地域にとって厳しい幕開けでした。
2014年11月22日夜、最大震度6弱の長野県北部地震が発生。
スキー場営業開始には、最悪のタイミングでした。
その時点では、大きな余震の不安がありましたからね。
日本経済新聞の記事を一部紹介します。詳細は記事本文をご確認下さい。

<引用開始>
白馬五竜スキー場内でホテルを経営する山崎正浩さん(53)のもとには地震直後から、
友人や客から「雪崩や建物は大丈夫か」との問い合わせが相次いだ。ホテルに被害はなく、
キャンセルもなかったが「心配なのはこれから。被害の大きい地域ばかり報道されて客足が
遠のくのではないか」と顔を曇らせる。
地元で民宿を経営する男性は「早く雪が降ってほしいとも思うが、住宅が倒壊した被災者
のことを思うと複雑な心境だ」と話した。
<引用終了>

さて、シーズン終了を迎え、安全面では無問題だったと確定しました。

が、営業面では、大丈夫だったのでしょうか??
年を超えた頃には、地震の不安が話題になる事も無く、沈静化したので、大丈夫だったと
思うのですが……

御嶽山噴火災害や、GW中の箱根山噴火警戒レベル引き上げの例を見るにつけ、観光産業
の経済的損失と、観光客の安全確保のバランスの難しさを痛感します。(´・ω・`)


追伸
(〃^ー^〃)当ブログ記事にコメントいただき、ありがとうございます。
2014-15シーズン、志賀高原スキー場のGW春スキーは、来場者盛況との情報。
ありがとうございます。
ご指摘の通り、かつてのスキーブーム世代は、スキー場に回帰しつつありそうですね。
案外、地震で出遅れた白馬地区も、営業損失は少ないかも!ヽ( =´▽`=)ノ
ハイシーズンは、外国人来場者数増加傾向という、白馬地域の”強み”も健在ですから。

全景:白馬五竜スキー場

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2015年4月10日金曜日

白山セイモア・日本国石川県

今回取り上げるスキー場は、日本国石川県の白山セイモアです。
オーナーは白山市です。

かなり前に一度だけ、友人とともに訪問したことがあります。
でも、記憶がほぼ無い……
それでもブログで取り上げる……(≧∇≦)オイオイ!

駐車場が歪な敷地で未舗装で狭かったような……??
リフト下の荒れ斜面(おそらく滑走禁止エリア)を滑っていく人……
なんと具体的に憶えてるのはこれだけ!

こんな記憶では全く説得力無いのですが……
ゲレンデの滑走に満足した印象だけは、私に残ってるんですよね……
いったい何が、私の心を捉えたのか??

Google Earthで確認すると、結構広いスキー場ですよね。
雲隠れして見にくい画像ですが、なかなかの山容なのが分かります。
山頂から山腹に広がる大斜面と、山麓への下山コース的な斜面で、構成されます。

改めてネットで調べてみると、上部ゲレンデへ登ると、たちまち視界が広がり爽快とのこと。
変化に富んだコース、パークの各アイテムの改良、中上級者が満足出来るコースの多彩さ
初級者が安心な迂回路の充実、圧雪整地整備されたコースとシンフォニーやラプソディー
のオフピステ……魅力的な宣伝文句が並びます。

この宣伝文句、あながち誇張では無い筈です。
実際、ネットで見付けた動画を観ると、その片鱗が伺えます。
それに良い印象が、私に残っているのですから。

さて、白山セイモア、如何でしょう。
標高差約730m、最長滑走距離約5km、コース面積約40haです。

最長滑走距離は、POPSNOWでは約3.5km、wikipediaでは約5kmとなっています。
この違いは、迂回路を利用したコース取りか否かによるのかな?
約5kmが正しい情報だとすれば、スゴイことですよ!!

ちなみに、少々離れていますが、競合のスキージャム勝山のスペックは以下の通り。
標高差約710m、最長滑走距離約5.8km、コース面積約406ha。
面積が1/10なのに、最長滑走距離は共に5km級!!、標高差は共に700m級!!
白山セイモアのコース設計の良さを示すデータです。

三浦雄一郎の監修設計にて、1987年12月19日に河内千丈温泉金沢セイモアスキー場として
開業したそうです。 スキー場名はカナダのMount Seymourに、各コースの名称は音楽に
それぞれ由来するとのことです。
コンセプトを立てて、著名人を企画に招く。
「良いスキー場にするぞ」という、開業当時の意気込みを感じます。

2007-08シーズンからは、(株)スノーエリアマネジメント白山が運営しています。
経営は順調とは言えないようです。2014-15シーズンの営業の苦戦が伺われます。
SAM白山のブログ記事を紹介します。詳細は一連のブログ記事本文をご確認下さい。

<引用開始>
2月度の損益報告では(売上は微減であったが消費税増税に対し値上げを行っていないため
それ以上に)純売上高が減少している状況であること、経費の節減に努めたが、結果償却前
営業利益段階で前年比マイナスであること報告させていただきました。
通期についても同様に報告させていただきました。
3月度の営業報告については、今3月は前年に対し最後の三連休がないことを含め売上の
多くを持つ土日祝が2日少ないため当初より苦戦が予想されたが、それに加え2月までと同様
に天候が安定しないことで、特に売上を見込んだ1日の日曜日が雨で大きく落としてしまった
ことも影響し苦戦した内容を報告させていただきました。
<引用終了>

引用したブログを読む限り、暗澹とした気分になります。
大丈夫か??
対策の記述が皆無!!
将来の展望の記述が皆無!!

(´・ω・`)空元気すら感じられない……
う~ん、とても、とっても、心配です……
ちなみに、同じくスノーエリアマネジメント白山が運営していた白山瀬女高原スキー場は
2011-12シーズンをもって、スキー場を廃業しました。

フリースキーヤー津田健太朗の亡父は、ここのスタッフでした。
息子は、神立高原フリースキースクールにて、フリースキー普及に尽力してます。
SAM白山も、頑張れ!!

全景:白山セイモア

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2015年3月20日金曜日

Buttermilk Mountain・アメリカ合衆国コロラド州

今回取り上げるスキー場は、Buttermilk Mountainです。
アメリカ合衆国コロラド州の州都デンバーから、西へ約170kmに位置します。
Aspen Skiing Companyがオーナーです。

Buttermilk Mountainは「Winter X Games」の開催地として知られます。
2015年も1月22日~25日に、ここButtermilk Mountainで「Winter X Games 2015 Aspen」が
開催されました。世界の頂点の約100名のオリンピック選手も、各種競技に参戦します。

そんな猛者達と対等に渡り合う、平岡卓、平野歩夢、角野友基、小野塚彩那!!
スゴイです!!日本人選手達の活躍にエールを送ります!!ヽ( =´▽`=)ノ

アクションスポーツの祭典を毎年開催するのは、Aspenのスキー場群のブランドを全世界に
発信することになり、その知名度とブランド価値を高めています。

日本でも例年3月中旬頃、NHKのBSでテレビ放送が有りますね。
但し、シーズン終盤では、放送が遅すぎると思います。
それじゃ、もともと関心のある人は、ネットで観ちゃいますよ~

ナイター証明に浮かび上がる特大のキッカーやハーフパイプは美しいです。(〃^ー^〃)
そこで繰り出される超絶美技を観ると、自身のテンションも高まり、挑戦したくなります。

でも、パークでの実力以上の試技は、極めて危険です。( ̄□ ̄;)
ハイシーズンの”硬い雪”のパークで、テンション上って無謀な挑戦で事故を起こす人は
一定数います。(((;゚д゚)))

まぁ、テレビ放送が遅い理由は、映像の権利関係だろうけど……
結果的には、ハイシーズンの事故数の抑止になってるかも??
早春の”ゆる雪”パークなら、「Winter X Games」の放送でテンション上った人が、多少の無茶
で失敗しても、怪我のリスクが低くなるのは確かです。

”ゆる雪”パークでの挑戦、私もとても楽しんでいます。
(´・ω・`)一向に上手くなりませんが……
思った以上に大きくキッカーを飛ぶと、ランディング迄の時間が妙に長く感じて、怖いです。
その滞空時間を楽しめる余裕が無いと、次のステップに登れないのでしょうね……

日本でも、スノーパークを設置するスキー場は増えました。
皆さん、慎重かつ大胆に、スノーパークを楽しみましょう!!ヽ( =´▽`=)ノ

さて、Buttermilk Mountain、如何でしょう。
最長滑走距離約4.83km、標高差約619m、コース面積約190haです。

Buttermilk Mountainは、アメリカのスキー場規模としては、平凡な広さのスキー場です。
(* ^-^)ノですが、ここは単体で判断すべきでは無いのです。
この地域全体が、巨大スキーリゾートなのです。空港もあります!!

オーナーのAspen Skiing Companyは、アメリカの5大スキーリゾート運営会社の一角です。
Aspen Skiing Companyは、Buttermilk Mountainの近隣にて、他に3つのスキーリゾートを
経営しています。Aspen Mountain,、Aspen Highlands、Snowmassです。

日本でも空港とは言わないまでも、ヘリポートを備えたスキーリゾートは増えるべきです。
本気で富裕層を集客する気があるのなら。
(´・ω・`)ま、私は貧乏なので関係ないですが……

全景:Buttermilk Mountain Ski Resort

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2015年3月10日火曜日

福井和泉スキー場・日本国福井県

今回取り上げるスキー場は、日本国福井県の福井和泉スキー場です。
オーナーは福井和泉リゾート(株)です。

一度だけ、友人とともに訪問したことがあります。当日は降雪もしくは霧。
あくまでその時の私の感想ですが、存在感が薄いスキー場でした。

関西圏からも、北陸圏からも、中京圏からも、行くのが不便です。
訪問時、帰路で寄った蕎麦屋の女将さんが「数日前に大学生の車が谷川に転落した」と
話していたのが記憶に残ってます。
訪問時もなかなかの積雪路でしたので、そんな話題になったのだと思います。

山麓から山腹のパラダイス、山頂のパノラマの2つの斜面から構成されます。
リフト総数2本の内の各リフトが架かる斜面ってだけですが……
ゲレンデも小さく、急斜面も無く、コブも無い……

訪問時はスノーボーダーしか居ないのか?ってくらいの来場者構成でした。
パラダイスは酷い混雑だったので、パノラマ中心に滑りました。
短いゲレンデなので、滑走感もあまり無かった記憶です。

改めてネットで調べてみると、多彩なコース、初中級者が楽しめる様々なアイテムのパーク
ナチュラルパイプ、上部にワイドなオフピステ等を宣伝文句として誇っています。
クロスの大会も開催されているようですね。

訪問時、パークは無かった気がします。当時パークは一般的ではない時代でした。
成る程、今はこうなってるんだ?!これなら面白そうです!!

パークは『SOY JOY パーク』と称しているので、スポンサーも付いてるようです。
なかなか力が入っていそうです。
豪雪地帯なので、パークの維持はアイテムが埋まって大変な筈ですが、小さなゲレンデが
生き残るための個性を出す為には、妥当な戦略だと思います。

尚、車で15分の位置に『平成の湯』という温泉施設があるそうです。

さて、福井和泉スキー場、如何でしょう。
標高差約301m、最長滑走距離約1.5km、コース面積約12haです。

私が訪問したのは、まだ西武系列の近江鉄道(株)がオーナーだった頃です。
ゲレンデ食堂に、西武系列の各スキー場の写真パネルが飾ってあったのを憶えています。
広くはない食堂で、その写真パネルは妙に目立ち、「いったい何をアピールしたいんだ??」
と、違和感が湧きました。

小さなスキー場。しかも、スキージャム勝山と奥美濃のスキー場群に挟まれた立地。
西武系企業の経営撤退は、絶望的状況だった筈です。
あらゆるスキー場の存続を願う私ですら「これは廃業だな……」と思いました。

ですが私の予想に反し、どっこい!生き残っています!!

パーク重視以外にも、顧客サービスの取り組みが窺えます。
2014-15シーズンの年末年始の福井県内の各スキー場の企画を紹介しましょう。
福井新聞の記事の一部を紹介します。詳細は記事本文をご確認下さい。

<引用開始>
福井県内の6スキー場はいずれも全面滑走可能になっている。年末年始も降雪が期待され
ゲレンデコンディションは最高。
スキージャム勝山は1〜3日の午前8時ごろから、ぜんざいを振る舞う。なくなり次第終了。
福井和泉(大野市)は31日午後3時から先着50人に年越しそばを振る舞う。1日は午前9時
からレストランでお神酒を振る舞う。駐車場では先着50台にリフト券などが当たるお年玉
抽選会を行う。
今庄365(南越前町)は1日、もちつき大会がある。来場者に甘酒も振る舞う。
雁が原(勝山市)のナイター営業(午後10時まで)は2日から。
新保ファミリー(池田町)と九頭竜(大野市)は特にイベントの予定はないという。
<引用終了>

それぞれに工夫をこらした企画ですが、福井和泉スキー場の企画は、充実してるなという
印象を私は受けました。
小さなスキー場でも、強い競合に挟まれたスキー場でも、個性を発揮すれば生き残れる。
そんな好例のスキー場なのかもしれませんね。

オーナーの福井和泉リゾート(株)は、「シシ肉ソーセージ」の販売もしています。
地元のジビエに着目するのも良いですね。

全景:福井和泉スキー場

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2015年2月20日金曜日

Beaver Creek Mountain・アメリカ合衆国コロラド州

今回取り上げるスキー場は、Beaver Creek Mountainです。
アメリカ合衆国コロラド州の州都デンバーから、西へ約130kmに位置します。
Vail Resorts, Inc.がオーナーです。

Beaver CreekはアルペンスキーW杯の開催地として知られます。
毎年12月に、ここでの大会開催がスケジュールされます。
アルペンスキーの高速系競技を毎年開催できるという事実だけで、このスキー場の
実力の高さが窺えます。

山の規模が大きく、スキー場も広く、コースも多い。
稼ぎ時のハイシーズンに、一般客の滑走を制限するコース規制が可能である。
高速系競技を開催する、経験やノウハウや資金がある。
スキー客側や地元住民に、アルペン競技招致を願う機運がある。

日本のスキー業界の事情とは雲泥の差です。
日本では、おんたけ2240スキー場のアルペンセンター構想に、不満な人も多い
ようですし。

さて、Beaver Creekの名前を最近小耳に挟んだという方もいるかもしれませんね。
2015年2月、テレビ放送が有りましたので。
Beaver Creekでは16年ぶりとなる、アルペン世界選手権が開催されました。
快晴の大斜面を疾走する、世界の頂点のアルペンレーサーの戦いは、迫力あります。

私はレジャー志向で競技経験は無いです。
長野五輪の里谷選手の金星でモーグルに注目し、自らも”なんちゃって”レベルですが
コブの滑走を楽しんでいます。
またSalomon Freeski TV をシーズン3の頃から観始め、その影響でパークでも頻繁
に遊ぶようになりました。
ですから、モーグルやフリースキー競技のテレビ観戦は大好きです。

そんな私ですから、多少ですがアルペン競技の観戦もします。

ダウンヒルの迫力を観ると、自身の気分も高まり、果敢に滑走したくなります。
十分注意するのが絶対条件ですが、実際のスキー場でも、人がいないコースを高速
滑降するのは、とても楽しいです。
ギャップで意図せず10m以上飛ばされると、流石にヒヤッとして、震えますが……

まぁ、程々にしないと危険な暴走ですから、人がいるコースでは絶対禁止ですね。
幸か不幸か、日本の平日のスキー場でも、コース上に全く人が居ない事もあります
ので、自重自戒しつつ、たまに高速滑走も楽しみたいです。

尚、海外のスキー場では、ゲレンデにもスピード違反が有り、一発でリフト券没収
という罰則を科せられるとのことです。ご用心ご用心。


昔はアルペン競技に、私は殆ど興味がありませんでした。
どうもあのアルペンスーツの出で立ちが、テレビのお笑いタレントのコントの
コスチュームを連想させて、カッコイイと思えなかったのです。
競泳選手のスィミングスーツ姿はカッコイイと思うのに……何でだろう??
ヘルメットのせいかな??

そんな私が、今はアルペンスキーもカッコ良く見えるようになりました。
キッカケとなったのは、Ski Challengeです。
PCで無料で遊べるゲームです。
私は2008年から毎年、このゲームの新シリーズを楽しみにしています。

アルペンスキーに興味が無い方にも、是非お薦めしたいゲームです。
Beaver Creekも滑走可能です。
ゲームをしてからテレビ観戦すると、更に面白いですよ。

特に選手目線モードでプレーすると大迫力!!
大型ワイドモニターなら、家庭の居間でアルペンスキーのダウンヒルを疑似体験!!
もはやちょっとしたイメージトレーニング!!仮想現実です!!
ダウンヒラーが、如何に勇気のある人達なのか、その片鱗が分かります。

ゲームなら、失敗しても死にませんので、今のところ安全です。
将来さらにゲームが進化したら、失敗でショック死するかもしれませんが……
映画『マトリックス』のように……

ちなみに、Ski Challenge 2015 Beaver Creek大会を制したのは、オーストリアの
Dahooさん!!
タイムは1分52秒776です。誰って?!勿論ゲーマーです!!
入賞者にはSki Challenge特製のセーターが贈られるそうです。
日本人もPCゲームなら、高速系アルペン競技の頂点に立てるかも??

Salomon Freeski TVは、日本のスキー場のプロモーションとなりました。
もしゲームにスキー場が登場すれば、ビデオ同様、宣伝効果絶大と、私は思います。
現実に足を運ぶ前の、下見をするようなものですから。
日本のスキー場を開催地としたステージを、Ski Challengeでプレイしたいな!!

自動車メーカーは、ゲームに自社の車を登場させる宣伝効果を認識してます。
スキー場業界の経営者にも、こういう発想を期待します。
GoProやGPSロガーによる実測データの収集と、IT技術のゲーム分野での進展で
このようなゲームの製作コストが、安価になれば良いですね。



さて、Beaver Creek Mountain、如何でしょう。
最長滑走距離約4.4km、標高差約1.02km、コース面積約735haです。

日本人には羨ましい、広さですね。
でも米国内において、他との比較で大きいと誇って、集客の切り札に成る程の規模
では無さそうなのが、アメリカのスキー場規模の相場のスゴイところです。

オーナーはVail Resorts, Inc.。アメリカ5大スキーリゾート運営会社の一角です。
Vail Resorts,は、Beaver Creekの他にコロラド州にて、Vail、Breckenridge、
Keystoneの3つのスキーリゾートを経営しています。
ユタ州では2つ(Canyons Resort、Park City Resort)、そしてカルフォルニア州
では3つ(Heavenly Ski Resort、Kirkwood Mountain Resort、Northstar Ski
Resort)のスキー場を所有しています。

巨大リゾート運営企業Vail Resorts。
アメリカ資本主義のお手本のような拡大路線ですね。
本拠地コロラド州に留まらず、他地域へ投資する経営方針のようです。
2016年には、Canyons ResortとPark City Resortを連結し、超巨大なスキー
リゾートとする計画です。

アジアに直接投資し、日本のスキー業界にとって、黒船来航となる日も来る?!
日本で超巨大スキーリゾートを開発するのは、現代のペリー提督かも?!
ペリー提督改め、ベイル提督??


追伸
(〃^ー^〃)当ブログ記事にコメントいただき、ありがとうございます。
魅力的なスキーリゾートって訳ですね!ヽ( =´▽`=)ノ
2015-16シーズンは、暖冬で日本のスキー場群は、苦戦しています。
こんな時に雪を求めて、アメリカなど外国まで行き先として候補にあげられる
方々は本当に羨ましいです。
金銭や時間に余裕がある人は、行かなきゃ損ですね。

全景:Beaver Creek Mountain

拡大 斜面 公式 天気

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