2017年12月31日日曜日

ワンダーバレーさど・日本国新潟県

今回取り上げるスキー場は、ワンダーバレーさどです。
日本国新潟県佐渡市吉井本郷に位置します。佐渡島です。
オーナーの有限会社ワンダーバレーさどが運営しています。

島内唯一の民営スキー場です。
が、このスキー場が廃業します。Σ( ̄□ ̄;)
新潟日報の記事を紹介します。

<引用開始>
佐渡市吉井本郷の民営スキー場「ワンダーバレーさど」が、今冬は営業せず廃業
することになった。市営平(だいら)スキー場にチェアリフトが新設され、来場者
の減少が見込まれることなどが理由。小規模ながら充実したコースが市民に親し
まれ、学校の授業にも活用されてきたが、30年の歴史に幕を閉じる。
ワンダーバレーは1987年開業した。標高約150メートルの地点にあり、敷地
面積は約10万平方メートル。初級から上級までに対応した3コース、ハンガー
リフト3基、そり用リフト1基を備えた。国道から約3キロとアクセスが良く、
ピーク時は1シーズンで約2千人が訪れた。
雪のない季節はゴルフ練習場やアスレチック広場、乗馬体験場などとして利用。
1年中遊べるレジャー施設として人気を集めた。一番の売りはナイター営業だった。
大蔵真男社長(71)は「山頂から見える両津湾のいさり火が幻想的で、観光客
にも人気があった」と振り返る。敷地内に作ったかまくらに宿泊してもらったり、
火文字でゲレンデを彩ったりと、夜営業を活用したイベントも数々実施した。
スキー好きが高じ、41歳で一念発起し開業した大蔵社長。仲間15人から出資
してもらい、自らゲレンデ整備やロッジの建設を手掛けた。「コースは自分が滑って
きた感覚を生かして工夫した。滑りやすさは自慢できた」と笑顔で話す。
しかし最近は、島内の人口減などで苦しい経営が続いていた。そんな中、市営
スキー場にチェアリフトが完備され、30年という節目もあり廃業を決断した。
大蔵社長は「役目が終わったのかな、と。利用者の皆さんには感謝している」と
しみじみ語った。廃業により、島内のスキー場は市営1カ所だけとなる。
<引用終了>

(((;゚д゚)))う~~ん……
以前当ブログの別の記事にて懸念していた事態が……
島内もうひとつのスキー場の税金でのリフト新設が、廃業の決定打となりました。

さて、ワンダーバレーさど、如何でしょう。
標高差約300m、総滑走距離約1.6km、コース面積約10haです。

この廃業は、公益事業の民営圧迫について考えさせられる事例ですね。(´・ω・`)
但し、当の社長は恨み言を述べてません。(〃^ー^〃)
自身の情熱で30年間もスキー場を経営したという自負、地域の期待に応えて
責任を全うした達成感……
社長の心境は、そんな感じなのでしょう。素晴らしい!!ヽ( =´▽`=)ノ
社長の年齢も理由にあると推測します。お疲れ様でした。m(_ _)m

さてさて、引導を渡した市営平スキー場さん!!m9( ゚д゚)
島民の皆さんのスキー需要に、応えましょうね!!m9( ゚д゚)
島内で責任を担えるスキー場は、もう平スキー場のみなのだから……

全景:ワンダーバレーさど

拡大 斜面 公式 天気

【★関連記事 表示/非表示★】

【★関連動画 表示/非表示★】