2018年5月31日木曜日

飯綱高原スキー場・日本国長野県

今回取り上げるスキー場は、飯綱高原スキー場です。
日本国長野県長野市大字富田に位置します。
オーナーは長野市で、一般社団法人長野市開発公社が運営しています。

長野五輪、モーグル女子金メダリスト誕生の聖地です。
そのスキー場が、廃止の危機です!!Σ( ̄□ ̄;)
信濃毎日新聞の記事を紹介します。

<引用開始>
長野市が、長野冬季五輪でフリースタイルスキー・モーグル競技の会場となった
飯綱高原スキー場について、市による営業を2019年度で打ち切り、以降は民間に
譲渡する方向で検討していることが29日分かった。譲渡が困難な場合は廃止する。
スキー場運営から撤退する代わりに、春から秋にかけての誘客を強化する方針で、
新たな観光拠点の整備や既存施設の刷新を進める。
市によると、同スキー場の12〜16年度の利用者数は平均で年4万2千人余。市は
指定管理者の市開発公社に運営を任せており、指定管理料などで毎年1億円前後
を投じている。地元関係者や市などでつくる「飯綱高原観光施設活用検討会」が
16年から、同スキー場を含む周辺観光施設への投資の在り方を見直してきた。
検討会は、調査の結果、飯綱高原全体で年100万人前後の観光客があり、85%は
4〜10月に訪れていたことに着目。今年3月、観光戦略の重点を冬季中心から、
春から秋のグリーンシーズンに転換すべきだと市に提言した。同スキー場に
ついては「市の財政負担を伴わない民間運営に移行する。譲渡が困難な場合は
閉鎖もやむを得ない」とした。
市は検討会の提言に沿って今回の方針をまとめ、同スキー場を引き継ぐ業者を
本年度中に公募し、適切な譲渡先があれば20年度から完全民営化する。
譲渡先が見つからなければ廃止し、リフトなどを撤去して植生を復元する。
一方、新たな拠点施設は21年度の開設を目指す。地元農産物の直売や周辺の
自然環境の解説、体験型観光の拠点といった機能を持たせることを想定し、公募
した民間事業者と対話しながら事業案を練る「サウンディング型市場調査」を
通じて具体化する。
飯綱高原スキー場は08年、モーグル競技を行った「里谷多英コース」を利用者の
減少でいったん廃止。金メダルを獲得した里谷多英選手にちなむ知名度の高さから、
09年に復活した経緯がある。
市内の長野冬季五輪競技会場では、市はボブスレー・リュージュ施設「スパイラル」
の製氷を本年度から休止し、競技施設としては運営しない方針だ。
<引用終了>

記事によると、市はスキー場を廃止する気、満々のようです。(((;゚д゚)))
日本女子スキーヤー、初の金メダリスト誕生のスキー場。
そこは、ある意味、スポーツ文化遺産って思うんです・・・大袈裟かな?!
もし、このまま廃止されれば、とても残念です。(´・ω・`)

困った時のマックアースと言いたいところですが………
たとえマックアースが引き継いでも、結局うまく経営を継続できない例も多い事が
既に明らかになってますから、厳しいですね。
再生事業について思うトコロ、軽薄な批判や論評に対して思うトコロが……多々
有りそうな感じが、マックアース社長のブログから、伺われます。

この私のブログで取り上げるスキー場、中国の場合は新設大規模開発案件という
景気良い話題が多いのですが、日本の場合は廃止休止案件という、景気悪い話題
を避けて通れない現状が、何とも悲しいものですな。(´・_・`)

さて、飯綱高原スキー場、如何でしょう。
標高差約400m、最長滑走距離約1.5km、コース面積約109.7haです。

いいづなリゾートスキー場に行く途中、このスキー場を通過したことがあります。
記念に1本、「里谷多英コース」を、滑っとくべきだったなぁ………
一旦廃止後に復活した「里谷多英コース」は、モーグルバーンではなく、非圧雪
エリアとして開放されていたそうです。

里谷さんの活躍以来、下手ながらも、モーグル板を履き続ける、私としては………
寂しい思いです。(´・ω・`)

全景:飯綱高原スキー場

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