2018年1月23日火曜日

地象・日本国

天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ
  乙女の姿 しばしとどめむ

今回取り上げるのは、スキー場の地象です。
日本国内の地象を俯瞰します。
地象とは、地震や火山現象等、地面及び地中の諸現象です。

このテーマを今回のブログ投稿で選んだ理由、それは、本日の……
草津白根山の主峰である、本白根山の噴火なのです!!Σ( ̄□ ̄;)
ハザードラボの記事を紹介します。

<引用開始>
けさ9時59分ごろ、群馬県の草津白根山の主峰・本白根山が噴火した。気象庁は
記者会見で「事前に火山活動の活発化を示す予兆はなかった」として「3000年
ぶりの噴火の可能性が高い」と発表した。
標高は2171メートルの本白根山は、群馬県草津町と嬬恋村にまたがる主峰で、
近隣の白根山と逢ノ峰の三つを合わせて草津白根山と総称する。
気象庁によると23日午前9時59分、三つの山のうち、最も南に位置する本白根山
で噴火が発生。山頂付近に設置している傾斜計が地殻変動を観測すると同時に、
地下のマグマや水蒸気の動きを示す火山性微動が8分間継続し、その後は火山性
地震が断続的に相次いだという。
東京工業大学の観測によると、鏡池付近から飛翔距離1キロ以上に達する噴石の
飛散が確認されており、気象庁が現在、機動調査班を現地に向かわせている。
ふもとの草津町にある草津国際スキー場では、雪崩が発生し、10人以上の負傷者
が出た。噴石が当たったゴンドラのガラス窓が割れたことで乗客4人がケガした
ほか、冬季訓練を行なっていた陸上自衛隊員6人が雪崩に巻き込まれて、1人が死亡
した。また、山頂付近では80人近いスキー客が取り残されており、群馬県の大澤
正明知事は午前10時51分、陸上自衛隊に人命救助に関する災害派遣を要請した。
気象庁は会見で「草津白根山のうち、白根山の山頂火口と湯釜については警戒監視
を続けていたが、本白根山については想定外だった」として、今回の噴火が事前の
予兆がなく、鏡池には監視カメラが向いていなかった事実を明らかにした。
有史以来、草津白根山の火山活動は白根山周辺に周辺しており、本白根山の噴火は
「3000年ぶり」だという。気象庁は「鏡池付近から約2キロ範囲では、噴火に伴って
飛散する大きな噴石への警戒が必要だ」として、火山ガスが滞留するくぼ地や谷では
注意してほしいなどと呼びかけている。
<引用終了>

亡くなった方のご冥福、被災した方のご無事ご回復を祈るばかりです。

事前に火山活動の活発化を示す予兆はなかった……(´・_・`)
鏡池には監視カメラが向いていなかった……(´・_・`)
3000年ぶりの噴火の可能性が高い……(´・_・`)
(((;゚д゚)))絵に描いたような、想定外!!

スキー場に出掛ける前に、天気予報の確認は欠かせませんよね。
では、近隣の火山活動、断層位置、地震発生頻度等は、どうでしょう?
皆さん気にしますか?……(´・_・`)

地震が頻発、気象庁が噴火警戒レベルを上げた等の報道があれば、やはり
漠然と、私は気持ち悪く感じます。
ニュースになる程なら、ちょっと自分なりに調べる事は、あるでしょう。
ですが、スキーに行くのを取り止めるのはオオゴトとも、私は考えます。
何故か?
プレートが軋み合う日本列島で一々気にしていたら、何処にも出掛ける事が
出来ません。ι(´Д`υ)

そもそも、地象の予測は、気象より遥かに困難です。
地中は観測困難ですから、不足データによる予測精度が低いのは、当然です。

東南海の地震予知は不可能と、地震予知連も方針を変え、国の防災政策も
見直されようとしています。

噴火予知についても、気象庁の立場は難しいです。
地象の予測精度の低さを強調すれば、自分たちの存在意義に関わります。
安全優先で入山規制すれば、地元の観光業は黙ってません。ヽ(*`Д´)ノ
産業優先で入山規制せず、噴火で人が死ねば、遺族は黙ってません。ヽ(*`Д´)ノ
多少、気象庁職員に、同情します。

でも、今日の本白根山噴火の記者会見……(´・_・`)
対応した気象庁の課長、キョドキョドしてて、頼りない!!m9( ゚д゚)
アレは、アカンで!!見てるこっちが、不安になるわ!!m9( ゚д゚)

さて、無理矢理、このテーマを纏めます。
どうせ正解など無いテーマです。所詮、地象は人知の及ばぬトコロ。
誰も災害発生は分からんのですから、スキーヤー各自の自己判断ですな。
蟲の知らせで、ゾワッとしたら、スキーに行くのは止めとこう。(´・ω・`)
オカルトが結論かよ!!m9( ゚д゚)

日本の活火山と最新の噴火警戒レベルは、以下で確認出来ます。
活火山に近いスキー場を、表に整理しようかとも思いましたが……(´・_・`)
取り急ぎ、今回の災害発生で、急遽投稿したブログ記事なので、止めます。
興味ある方は、ご自分で調べてみて下さいね。

……と書いて間もないですが、別地域の新たな噴火警戒報道を追記します。
宮城県と山形県にまたがる蔵王山の火警戒レベル引き上げです!!Σ( ̄□ ̄;)
NHKニュースの記事を紹介します。

<引用開始>
宮城県と山形県にまたがる蔵王山で、火山性微動が相次いで観測されたほか、山頂
の南側が隆起する地殻変動が観測されました。
このため気象庁は、小規模な噴火が起きるおそれがあるとして、午後2時38分、
火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1から2に引き上げ、馬の背カルデラの
想定火口域からおおむね1.2キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう
呼びかけています。
蔵王山ではおととし7月から噴火警戒レベルの運用を始めていますが、レベル2に
なるのは初めてです。
気象庁の観測によりますと、蔵王山では地下の熱水や火山ガスの動きを示すと考え
られる火山性微動が28日1回観測されたほか、30日も、未明と午後2時すぎの合わ
せて2回観測されました。このうち午後に発生した微動はおよそ13分間続き、振幅
は8年前の平成22年に観測を始めてから最も大きいということです。
火山性地震も28日から30日午後4時までに4回観測され、地震と微動は、いずれも
蔵王山にある火口湖の「御釜」付近の地下で起きたと見られるということです。
また、御釜の南西およそ5キロにある坊平観測点では山頂の南側が隆起する地殻変動
が継続して観測されています。雲がかかっているため、監視カメラから御釜周辺の
噴気の状況などは確認できていません。
気象庁は、蔵王山では今後、小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、午後2時
半すぎに火口周辺警報を発表し噴火警戒レベルを1から2の「火口周辺規制」に引き
上げました。御釜の周辺にある馬の背カルデラの想定火口域からおおむね1.2キロの
範囲では、噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけていて、地元の自治体は
この範囲の立ち入りを規制しています。
<引用終了>

NHKのテレビ放送では、専門家が草津と蔵王の連動を否定していました。
まあ、そうなんでしょうが、九州での火山活動等も考えると、日本列島は
明らかに平時より、火山活動が活発化してますよね……(´・_・`)
(´・ω・`)う~~ん、困ったものだ。

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