2015年3月10日火曜日

福井和泉スキー場・日本国福井県

今回取り上げるスキー場は、日本国福井県の福井和泉スキー場です。
オーナーは福井和泉リゾート(株)です。

一度だけ、友人とともに訪問したことがあります。当日は降雪もしくは霧。
あくまでその時の私の感想ですが、存在感が薄いスキー場でした。

関西圏からも、北陸圏からも、中京圏からも、行くのが不便です。
訪問時、帰路で寄った蕎麦屋の女将さんが「数日前に大学生の車が谷川に転落した」と
話していたのが記憶に残ってます。
訪問時もなかなかの積雪路でしたので、そんな話題になったのだと思います。

山麓から山腹のパラダイス、山頂のパノラマの2つの斜面から構成されます。
リフト総数2本の内の各リフトが架かる斜面ってだけですが……
ゲレンデも小さく、急斜面も無く、コブも無い……

訪問時はスノーボーダーしか居ないのか?ってくらいの来場者構成でした。
パラダイスは酷い混雑だったので、パノラマ中心に滑りました。
短いゲレンデなので、滑走感もあまり無かった記憶です。

改めてネットで調べてみると、多彩なコース、初中級者が楽しめる様々なアイテムのパーク
ナチュラルパイプ、上部にワイドなオフピステ等を宣伝文句として誇っています。
クロスの大会も開催されているようですね。

訪問時、パークは無かった気がします。当時パークは一般的ではない時代でした。
成る程、今はこうなってるんだ?!これなら面白そうです!!

パークは『SOY JOY パーク』と称しているので、スポンサーも付いてるようです。
なかなか力が入っていそうです。
豪雪地帯なので、パークの維持はアイテムが埋まって大変な筈ですが、小さなゲレンデが
生き残るための個性を出す為には、妥当な戦略だと思います。

尚、車で15分の位置に『平成の湯』という温泉施設があるそうです。

さて、福井和泉スキー場、如何でしょう。
標高差約301m、最長滑走距離約1.5km、コース面積約12haです。

私が訪問したのは、まだ西武系列の近江鉄道(株)がオーナーだった頃です。
ゲレンデ食堂に、西武系列の各スキー場の写真パネルが飾ってあったのを憶えています。
広くはない食堂で、その写真パネルは妙に目立ち、「いったい何をアピールしたいんだ??」
と、違和感が湧きました。

小さなスキー場。しかも、スキージャム勝山と奥美濃のスキー場群に挟まれた立地。
西武系企業の経営撤退は、絶望的状況だった筈です。
あらゆるスキー場の存続を願う私ですら「これは廃業だな……」と思いました。

ですが私の予想に反し、どっこい!生き残っています!!

パーク重視以外にも、顧客サービスの取り組みが窺えます。
2014-15シーズンの年末年始の福井県内の各スキー場の企画を紹介しましょう。
福井新聞の記事の一部を紹介します。詳細は記事本文をご確認下さい。

<引用開始>
福井県内の6スキー場はいずれも全面滑走可能になっている。年末年始も降雪が期待され
ゲレンデコンディションは最高。
スキージャム勝山は1〜3日の午前8時ごろから、ぜんざいを振る舞う。なくなり次第終了。
福井和泉(大野市)は31日午後3時から先着50人に年越しそばを振る舞う。1日は午前9時
からレストランでお神酒を振る舞う。駐車場では先着50台にリフト券などが当たるお年玉
抽選会を行う。
今庄365(南越前町)は1日、もちつき大会がある。来場者に甘酒も振る舞う。
雁が原(勝山市)のナイター営業(午後10時まで)は2日から。
新保ファミリー(池田町)と九頭竜(大野市)は特にイベントの予定はないという。
<引用終了>

それぞれに工夫をこらした企画ですが、福井和泉スキー場の企画は、充実してるなという
印象を私は受けました。
小さなスキー場でも、強い競合に挟まれたスキー場でも、個性を発揮すれば生き残れる。
そんな好例のスキー場なのかもしれませんね。

オーナーの福井和泉リゾート(株)は、「シシ肉ソーセージ」の販売もしています。
地元のジビエに着目するのも良いですね。

全景:福井和泉スキー場

拡大 斜面 公式 天気

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