今回取り上げるスキー場は、日本国北海道のスノークルーズオーンズです。
オーナーは(株)マックアースです。
石狩湾を眺望しながら滑れる、地元で人気のスキー場とのことです。
正直、遠方在住の私には、本場北海道で本格的大規模スキー場に恵まれてる
のに、このような小さなスキー場に行くかな?って印象です。
観光客の感想として妥当でしょうが、現地市民の方は異なる思いを抱いてる
のでしょう。
たぶん、「温泉は良いけど日々は家風呂だろ」みたいな感じで。
人工造雪機により北海道内最速で営業を開始し、最長の期間営業を予定する
スキー場です。
星野リゾートのキロロスノーワールドとの共通シーズン券が利用できるのも
実に魅力的ですね。
都市部近郊の小規模スキー場なので、1回の滑走距離の点ではたっぷりと
滑走感を味わうことは期待出来ません。
ですが、手軽に行けて何度も繰り返し滑れる、ナイターも滑れる事を考えると
結果的にガッツリたくさん滑れて、満足度は高そうです。
さて、スノークルーズオーンズ、如何でしょう。
最長滑走距離約1km、標高差約200mです。
スキー場名オーンズ(onze)はフランス語で「11」と言う意味で、毎年11月11日に
オープンしたり、ナイターを午後11時までにしたり、毎月11日を「オーンズデー」
として割引するなど「11」にちなんだ営業をしているそうです。
元々は北海道新聞系の道新春香スキー場でした。
1989年12月に渡辺パイプ(株)が取得し、子会社の(株)ツギテの三共が運営を
担当し、名称をスノークルーズオーンズと改め開業したようです。
2012年5月8日、利用者減のため渡辺パイプが廃業を発表しました。
この時、存続を望んだ地元の客の有志が署名活動を行い、約16,000人が賛同
したそうです。
社長がスキー競技者時代にこのスキー場関係者と縁があり、結局マックアース
が経営を引き受けたようです。
2012-13シーズンは、多雪に恵まれた上、シーズン券の値下げ、初心者コース
の増設、無料送迎バスの増便、19歳のリフト券無料キャンペーンの実施など
様々な施策の効果もあり、前年度比1.9倍の92,210人の来場客数を記録した
とのことです。
2013-14シーズンも公式HPを確認すると、シニア、子供、女性、男性と、お得な
企画をそれぞれに工夫しているようですね。
運営のヤル気を感じられます。
この運営の改善は、新オーナーによる功績というより、廃業危機に直面した
現地スタッフの覚悟が大きいのかな?
人間追い詰められないと本領発揮しないのかな?
北海道の人、良くも悪くもノンビリしてそうだし。
あまり根拠ないですが、ふとそう思いました。
全景:スノークルーズオーンズ
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