2014年5月9日金曜日

千畳敷スキー場・日本国長野県

今回取り上げるスキー場は、日本国長野県の千畳敷スキー場です。
オーナーは中央アルプス観光(株)です。

以前千畳敷カールのスナップ写真の年賀状を貰った事があります。
「これぞ山岳!絶景だな~」と、印象に残りました。
山岳スキーの雰囲気を体験するのに、良いスキー場なんでしょうね。

4月末から5月末まで営業します。
積雪は例年約3mですが、2014年春は約4m有るとのことです。
 
景観や環境に配慮し、コスト安でもある簡易リフトを設置しています。
長さ約250m、所要時間約1分のTバーリフトです。
Tバーリフトの滑走エリアは、最大25度、平均斜度15度の斜面です。

これとは別にバックカントリーも楽しめます。主に3コースあるようです。
駒ヶ岳〜黒川、伊那前岳架線沢、極楽平〜伊奈川源流です。
バックカントリーは、当然自力ハイクです。
登山の装備、知識、技術、体力が必須の領域です。

山岳スキーの雰囲気を体験するのと、本当に体験するのは違います。
なので私には、千畳敷カールの景観を楽しみながらTバーリフトで回せる範囲がお勧めですね。
お気軽派なので。

それにモーグルの伊藤みき選手が此処でトレーニング滑走したという記事を読んだことが
あります。
成程、有志でラインコブ刻めば、Tバーのエリアだけでも、滑走自体をそこそこ楽しめそうです。

尚、日本国内初のエクストリーム大会が、2014年5月25日に開催されました。
長野日報の記事を一部紹介します。

<引用開始>
中央アルプスの稜線(標高約2880メートル)からスキーやスノーボードで滑走するエクストリーム
スポーツ大会「ビッグマウンテンTheホール」は25日、中ア二の沢をスタート地点に開いた。
出場したプロ、アマ18選手が千畳敷スキー場までの約600メートル間でタイムを競い、スリルと
爽快感を味わった。 同スキー場の運営に携わるスキーショップ「セブンカラー」(伊那市)が
「国内で初めて」(主催者)開いた。
極限などを意味するエクストリームスポーツは、欧米の高山で行われているものの、
国内では安全面の課題から、これまでは一部の愛好者が楽しむ程度だった。
今回は中ア遭対協救助隊員らの協力もあり、岩場にロープを張るなどして安全策を講じた。
<引用終了>

また一つ、日本のスノースポーツ文化の幅が広がりそうです。
見るからに危険なこの競技を開催に迄漕ぎ着けた、関係者の苦労に脱帽です。
このエクストリーム大会が恒例になれば、千畳敷スキー場の個性は増々際立つことになり
そうです。

さて、千畳敷スキー場、如何でしょう。
標高差約222m、最長滑走距離約1.5km、コース面積約7.6haです。

リニア新幹線駅ができれば、首都圏からのアクセスも容易になると期待される南信地域ですが
まだまだ先の話ですね。

リニアのルートについては、諏訪ルートに拘った長野県の政財界が批判を受けました。
諏訪地域の土地を思惑買いした筋の抵抗だと、噂される始末です。
そもそも、諏訪ばかり贔屓にしたら、飯田地域の人も気分悪いでしょう。

太平洋沿岸の経済圏を最短で結ぶリニアの趣旨を考えると、批判は当然だと、私は思います。
飯田地域の駅も簡易型をJRは想定しています。
地元長野は知恵と金を自ら可能な範囲で、飯田地域に投下すべきです。
地域活性化のチャンスには、違い無いのですから。

中央アルプスと南アルプスに挟まれたこの地域は”観光地として大化け”出来る筈です。
安価な造雪システムを実現出来れば、スキー場開発についても有望だと、私は夢想します。

全景:千畳敷スキー場

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