2013年7月3日水曜日

白馬八方尾根スキー場・日本国長野県

今回取り上げるスキー場は、日本国長野県の白馬八方尾根スキー場です。
オーナーは白馬観光開発(株)と八方尾根開発(株)です。

言うまでもなく、白馬八方尾根は日本を代表するスキー場です。
海外からの来場客も年々増えています。
地形を活かした滑り応えのあるコースの数々、積雪豊富で長い営業期間、北アルプスの絶景
いや~その魅力は尽きません!!
但し、黄金週間はゴンドラが大混雑します。それは諦めて下さい。

遠方の私も毎年滑りに来てしまう、魅力あふれるスキー場です。
兎、裏兎、黒菱の難斜面との格闘も、リーゼンスラローム、スカイラインの
高速滑降もたまりませんね。ヽ(*´∀`*)ノ

まったり滑るパノラマ、急斜面コブだけど何故か滑り易いリーゼングラート
の下部、緩斜面コブが延々と続く裏スカイラインもお気に入りです。
全てのコースが愛おしい、そんなスキー場です。(〃^ー^〃)
まぁ、北尾根と咲花は滑ったこと無いんですけどね……

さて、白馬八方尾根スキー場、如何でしょう。
スキー場は最長滑走距離約8km、標高差約1071m、コース面積約220haです。

2012年秋迄、白馬観光開発の親会社として、東急電鉄が経営運営に関わっていましたが
撤退しました。
昨冬より、日本スキー場開発(株)が白馬観光開発の新しい親会社として事業継承しました。
全山で24本あるリフト中の8本を白馬観光開発が運営しています。

「東急電鉄・第144期定時株主総会招集通知」によると、昭和33年開業の白馬観光開発の
全事業(索道・旅館・食堂・旅行)全株式を、東急電鉄が日本スキー場開発に譲渡したと
株主に報告しています。

この事業移転に伴い東急電鉄は、18億8300万円の子会社株式売却損を計上しました。

この事業関連の資産負債の帳簿上の内訳は
・資産:31億9500万円(流動資産:07億3000万円、固定資産:24億6400万円)
・負債:05億4200万円(流動負債:01億6100万円、固定負債:03億8000万円)
とのことです。

この事業関連の当該期の連結損益計算書の内訳は
・営業収益:09億2800万円
・営業損失:00億9900万円
とのことなので、黒字事業ですね。

そもそも東急電鉄は何故、グループ企業の(株)東急リゾートサービスに白馬観光開発の
白馬(八方・岩岳・栂池)での事業を集約しなかったのか?
私にはよく分かりません。

白馬観光開発の年間利益が黒字とはいえ8億円程度に留まっていた事が事業の選択と
集中を重要視した場合、問題だったんですかね。
今後かかる経費(索道の更新費)等も考慮したのでしょうか。
まぁそれならそれで、東急電鉄の経営判断も理解出来ます。

会計税金の面でも東急電鉄としては、上々の事業幕引きなんでしょうね。
19億円弱の子会社株式売却損ですが、経営資源の選択と集中によって今後得られる利益
の方が大きいと判断したのでしょう。
それに、良い条件の買手が将来もいる保証は無いですからね。

日本スキー場開発(NSD)と言えば新興のスキー場運営企業です。
親会社の日本駐車場開発(株)は東証一部上場企業です。
「日本のスキー場業界における競争優位性を確保し、更なるサービスの充実や事業基盤の
強化が図れるものと判断しました」 とのプレスリリースを発表しています。

このプレスリリースによると白馬観光開発の2012年3月期決算は
・売上高:22億1500万円
・営業損益:3900万円
・経常損益:-3100万円(マイナス)
・当期純損益:-4800万円(マイナス)
・総資産:51億5800万円
・純資産:09億9000万円
とのことです。

数字に弱く会計知識の乏しい私には、東急とNSDの数字が整合してないような気がするが?
よ~分からんです。期間の違いか?定義の違いか?
俺が阿呆すぎるのか?(´・ω・`)

伝統と格式を誇り日本を代表するスキー場、その運営状況は変化するのか?
八方尾根の名に恥じないスキー場でありつづける事を願います。
いちファンとして注目です。

年末年始(2013年12月28日~2014年1月5日)の利用者数は、大幅に増えたようです。
白馬八方尾根スキー場の年末年始利用者数は、13%増の約7万5000人だと、日経新聞が
報じています。特に外国人をよく見掛けると、ネット掲示板で話題になっていました。


さてさて、2014-15シーズンの滑り納めも、恒例のここ、八方尾根でした。
4月の第4週、雪は十分!!板も走る!!天気は快晴!風は微風!最高でした!!

朝一のパノラマはしっかり整備され、自分が上手くなったと錯覚する、ベストコンディション!
その後、グラートへ登り、景色と冷気とコブを、軽く楽しむ!
黒菱のペアリフトは運休だけど、移動がてら滑走。出だしはやはり難しい。
黒菱のクワッド直下に超縦溝コブ発見!緩斜面なので、私でも滑れて面白い!

メインディッシュは裏スカイラインのコブ、コブ、コブ、コブ!!
これ又、自分が上手くなった気分を満喫する。ベストコンディション!
ここを滑りまくる!!最高~~~に、楽し~~~い!
休憩がてら雪面に座ると、体がクールダウンして、それも気持ち良~~~い!

最後は裏と表の兎。
スカイラインで上手くなったと思ったのは、錯覚だと再認識・・・する。
ま、いつもの事・・・なので、気にしない!
これが、私の八方での行動パターンです。

2013-14シーズンは怪我で途中リタイア、2012-13シーズンは山麓まで滑り降りられた記憶。
雨風に打たれて、気分も荒れ、友人と口論したシーズン収め。
GW真っ最中に来て、ゴンドラ待ちに辟易したシーズン収め。
外国人の子供たちが作る、雪のオブジェの造形に感心したシーズン収め。
モーグルの西選手の滑走を目の当たりにし、レベルの違いに半笑いしたシーズン収め。
ここでの色んなシーズン収めがありましたが、どれも良い思い出です。

今季もここ八方尾根で、シーズン収め出来た事に、只々感謝です。

全景:白馬八方尾根スキー場

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