今回取り上げるスキー場は、Ski Dubaiです。
中東地域で初めての室内人工スキー場です。
アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国にあります。
貴重な避暑兼雪遊び場として、近隣諸国のアラブ人に結構利用されているようです。
サッカーのコート約3面分の広さの室内人工ゲレンデは、約-1℃に保たれ年中滑走
可能な施設です。難度の異なる5コースがあり、1500人を収容可能です。
フリースタイルのトリックを試せるパークも有り、フリースタイルスキーのイベントも
開催しています。
ペンギンと触れ合うイベントも有るのですが、ペンギンの研究に資金提供をしている
のにはちょっと驚きです。
さて、Ski Dubai、如何でしょう。
スキー場は最長滑走距離約400m、標高差約60m、コース面積約2.25haです。
オーナーのMajid Al Futtaim (MAF)は、約2億7230万ドルの資金を投じてショッピング
モールの拡張をおこなうそうです。ビジネス及び、観光の更なる誘客にショッピング
モールの拡張が有効だと判断したそうです。この投資の成否に注目ですね。
更にMAFは、2014年に同様のショッピングモール併設型の人工スキー場をエジプトに完成
させる予定とのこと。名称はSki Egyptです。
エジプトは現在治安に問題がありそうですが、大丈夫なのでしょうか？
「アラブの春」と言われる民主化の潮流は、他方で紛争の激化も生じます。
そうした不安定要素のあるアラブ世界にも関わらず、少なくともドバイは堅調に
発展しているようですね。「金持ち喧嘩せず」ってとこですかね。
全景：Ski Dubai
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